人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

偉人という宝 (記者コラム「遠近両用」より)

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tanko 2015-3-17 15:50
 仙台市で開かれた国際リニアコライダー(ILC)関連のフォーラムで、講師を務めた大学教授が震災復興やILC誘致を見据えた広域的な都市計画構想が示されてないと指摘。近代都市計画の祖と言われる後藤新平を引き合いに出しながら、「新平がこの状況を知ったら嘆く気力もないだろう」と述べた。
 胆江地区は新平をはじめとする偉人の出身地であったり、ゆかりの地であったりする。市内にはさまざまな記念館やゆかりの地があり、有志市民らによる「顕彰会」も活動している。
 偉人の存在は歴史や文化、景観とともに地域の宝。せっかくの宝物を今の時代に生かさなくては「宝の持ち腐れ」となってしまう。歴史を知り学ぶにとどまらず、それを今必要な行動に生かしてこそ、偉人の功績はより輝きを増すのではないだろうか。(児玉直人)
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