人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

70年ぶり接近中のポン・ブルックス彗星(酒井栄さん=水沢=撮影)

投稿者 : 
tanko 2024-3-15 19:00

写真=酒井栄さんが撮影した「ポン・ブルックス彗星」(7日午後6時40分ごろ、酒井さん提供)

 NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さん(71)=水沢東中通り=はこのほど、「ポン・ブルックス彗星」の撮影に成功した。1954年以来の接近となる。
 個人としては史上最多の彗星発見記録(37個)を有するフランスの天文学者ジャン=ルイ・ポンが、1812年に発見した。1883年、米国の天文学者ウィリアム・ロバート・ブルックスが偶然見つけた彗星が、ポンが発見した彗星と同じであることが後に判明した。
 夕方から宵の早い時間帯にかけ、西北西の低い位置(アンドロメダ座付近)に見えるという。双眼鏡でなければ見えない明るさだが、太陽と地球に最接近する4月には明るさが増すという。次に地上から観測できるのは2095年となる。
トラックバックpingアドレス http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/tb.php/1135

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動