人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

次期国立天文台長に土居守氏が内定(来年4月着任予定)

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tanko 2023-12-1 9:50
 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(川合真紀機構長)は30日付で、国立天文台の次期台長に東京大学・天文学教育研究センター長の土居守氏(59)が内定したと発表した。発令は来年4月1日。
 同機構は、水沢VLBI観測所(本間希樹所長)を組織下に置く同天文台を始め、自然科学に関する研究機関の上部組織に当たる。
 土居氏は愛媛県宇和島市出身。東京大学大学院理学研究系研究科で博士号を取得した。2000(平成12)年11月から、同天文台本部=東京都三鷹市=敷地内にある同研究科付属天文学教育研究センターに所属。助教授、准教授を経て2007年に教授、2016年からセンター長を務めている。
 専門は観測的宇宙論と銀河天文学で、日本天文学会欧文研究報告論文賞を4回受賞。日本天文学会代議員、広島大学宇宙科学研究センター客員教授なども務めている。
 現台長の常田佐久氏(69)は、2018年4月から第6代台長に就任。台長職は任期4年で再任により2年の延長が可能で、2期目の任期が来年3月31日で満了する。
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