人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

理数分野の好奇心を刺激(宇宙少年団水沢Z分団、活動30年目スタート)

投稿者 : 
tanko 2023-5-17 17:00

写真=亀谷收分団長(右)から団員証を授与される代表団員

 日本宇宙少年団水沢Z分団(亀谷收分団長)の本年度開講式はこのほど、水沢聖天の水沢地区センターで開かれた。今年は団結成30周年の節目に当たり、11月19日には記念事業が予定されている。
 本年度は新規入団12人を含む45人で活動。市外の学校に通う児童・生徒もおり、小学1年生から高校1年生までと年齢も幅広い。天文台OBで奥州宇宙遊学館館長を務める亀谷分団長ら、天文学や理系分野に詳しい教育関係者、地元企業勤務者らが子どもたちを指導する。
 3月まで11回の活動を計画。宇宙の仕組みや水ロケットの打ち上げ、天体観察、プログラミングなど多様な体験を行い、理数分野への好奇心をかきたてる。
 開講式で亀谷分団長は「30年の間に1000人を大きく超える団員が育ち、中には科学技術分野の世界で活躍している人もいると聞く。昨年までは新型コロナウイルスの影響で十分な活動ができず、募集定員も制限していたが、今年は感染に注意しながらも自由な活動ができると思う。積極的に活動してもらい、楽しみながら宇宙への理解を深めてほしい」と呼びかけ。団員の代表2人に団員証を手渡した。
 開講式後の第1回定例活動では、亀谷分団長が「宇宙の旅をしよう!」と題し講演した。
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