人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

山中伸弥教授がフル完走(いわて奥州きらめきマラソン)

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tanko 2023-5-22 17:20

写真=iPS細胞開発でノーベル賞を受賞した山中伸弥・京都大教授は3時間台後半で完走(JR水沢江刺駅付近)

 第7回いわて奥州きらめきマラソンは21日、市役所江刺総合支所を発着点とするコースで行われた。新型コロナウイルス禍が落ち着き、4年ぶりにフルマラソン(42.195km)を再開。3種目・計29部門に国内外から3777人が出場し、初夏の奥州路を駆け抜けた。
 実行委員会(会長・倉成淳市長)が主催する同マラソンは、コロナ禍で2020(令和2)年度から2年続けて中止。昨年度は参加者を東北6県に限り、10kmレースのみ行った。
 「自分史上最高のRun 市民史上最高のFun」を合言葉に、フルに2181人、10kmに1052人、家族ペア部門もある2kmに544人が出場した。
 開会セレモニーでは、スターターを務めた倉成市長が「ようこそ奥州市へ。皆さん頑張って」と激励。午前8時半の号砲とともに、フルマラソンから一斉にスタートした。
 晴天で気温が上がる中、ランナーは自己記録の更新を狙ったり、他の参加者と親睦を深めたりしながら健脚を披露。人気キャラクターに扮したランナーも沿道を沸かせた。
 国際陸連と日本陸連の公認コースでもあるフルは、2018年の第2回大会に続き優勝した川内鮮輝さん(32)=東京都=が12kmから独走。レース後に「単独走となったが、皆さんの温かい応援のおかげで頑張れた。自然豊かなコースで奥州市を満喫できた」と喜んだ。
 2kmの女子小学生部門を制した市立胆沢第一小6年渡辺ひな花さん(11)は「少し疲れたけれど、1位になれたのでうれしい」と笑顔を広げた。
 2012(平成24)年にノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授もフルで出場。完走後、「眺めも良く、素晴らしいコース。たくさんの方に応援していただき、すてきなマラソンでした」と語っていた。
 2013年世界選手権モスクワ大会女子マラソン銅メダリストで4大会連続五輪出場の福士加代子さんがゲストランナーを務め、一般のランナーと交流を深めた。水沢出身で2009年東京マラソン優勝の那須川瑞穂さんは大会アンバサダーを担い、ランナーにエールを送った。
(若林正人)
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