人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

簡単には解けないよ…(国立天文台水沢VLBI観測所研究員ら発案しゲーム)

投稿者 : 
tanko 2020-11-29 10:30

写真=ゲームの問題が構内に掲げられている水沢VLBI観測所

 水沢星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)は、30日まで観測所構内を利用した謎解きゲーム「宇宙の危機を救うのは君だ!」を開催している。宇宙の謎と日々向き合っている現役研究員らが発案しただけに、じっくり考えないと解けない高レベルな内容。「分からない……」と頭を抱える大人がいる一方で、子どもたちの反応は上々だという。
 毎年夏に行っている観測所の一般公開イベント「銀河フェスタ」が、新型コロナウイルス感染防止のため中止に。代わりに企画したゲームだが、県内の感染状況の動向などを踏まえ、対策を講じてようやく実現できた。
 ゲームの出題内容やシナリオは二つあり、同観測所の田崎文得・特別客員研究員と蜂須賀一也・特定技術職員がそれぞれ考案。構内の奥州宇宙遊学館で解答用紙を入手し、架空の物語に沿って構内見学コース4カ所に掲げられている問題を解いていく。天文学の専門知識を問う出題はないが、テレビのクイズ番組で求められるような「ひらめき」や柔軟な発想が試される。
 全問正解し、くじ引きでも当たりが出ると、プレゼントが贈られる。
 正答率は3割程度。同観測所広報担当の小沢友彦・特任専門員は「『全員正解』とかではなく、あえて難しいものにした」と説明する。「家族や友人が考えを出し合い答えを導いたり、一つの問題を地道に解いて積み重ねたりする作業は、研究者が常に行っていること。謎を解明する大変さと達成感を味わってもらえたら」と話している。
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