人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

「資金的余力ない」 欧米の政府機関明かす

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tanko 2020-2-22 11:10
 文部科学省は21日、米国カリフォルニア州で開かれている国際リニアコライダー(ILC)関連の国際会議「国際将来加速器委員会(ICFA)」で、ILCを取り巻く直近の動向を発表した。今月、日英独仏の政府機関による初の意見交換で、英独仏側からILCに参加する資金的余力がないとする現状報告があったことを明らかにした。
 ICFAは、高エネルギー物理学界で影響力のある世界主要加速器研究所の所長や研究者の代表らで構成する組織。文科省は昨年3月、東京大で開かれたICFAなどによる国際会議の場で、ILC計画に対する政府初の公式見解を表明しており、今回は2度目の表明となる。
 文科省研究振興局によると、ICFA側からの依頼を受け増子宏審議官(研究振興局・高等教育政策連携担当)を現地に派遣。日本学術会議マスタープラン2020でのILCの位置付けや、欧米政府機関との意見交換の状況などについて報告した。
 英ビジネス・エネルギー・産業戦略省、独教育省、仏高等教育・研究・イノベーション省との協議の中で文科省は、マスタープランや文科省で策定するロードマップについて説明。英独仏からは「さまざまな国際・国内のプロジェクトを抱えており、現時点でILC計画に参加する資金的余力はない」との報告があったという。
 まとめでは「引き続き昨年3月に示した見解に沿って、関心を持って欧米との意見交換を実施する」と述べた。
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