本年度の奥州市ふるさと納税が過去最高更新(ILC推進事業などに活用)
- 投稿者 :
- tanko 2020-1-19 10:40
奥州市の奥州ふるさと応援寄付(ふるさと納税)は本年度、約2万件の申し込みがあり総額約6億8000万円の寄付が見込まれ、件数、金額ともに過去最高を更新する。柔軟な発想で返礼品を充実させるなど、取り組みを強化。繰り返し申し込むリピーターが増加傾向を見せ、「奥州ファン」の獲得につながっている。市にとって自主財源確保のための重要な手段でもあり、都市プロモーション施策の重点に位置付けていく。
(河東田ひかり)
奥州市は2008(平成20)年度にふるさと納税を導入し、2015年1月からは寄付者へ市特産品などを返礼品として贈っている。これにより2015年度実績は前年度を大きく上回り、寄付額が前年度の1000万円台から一気に3億円を突破した。
さまざまな工夫やPR活動を重ね、2018年度には初めて1万件台に到達。寄付総額は約4億1780万円と県内では矢巾町、北上市に次ぎ、国際リニアコライダー(ILC)推進事業や奥州きらめきマラソン、カヌージャパンカップ開催経費などに活用してきた。
返礼品は南部鉄器が最も人気で、前沢牛と米が続く。業者からの提案もあり本年度は、前年度に比べ1割増の約400品を用意。これまでの形にとらわれず、品物を年数回贈る企画なども取り入れている。
前年度に引き続き、胆沢小山のデサントアパレル?水沢工場のみで生産されている高機能ウエア「水沢ダウン」を数量限定で出品。6日間で締め切った。寄付者が品物を受け取るのではなく、市内関連業者製造の温湿度計を市内小中学校に贈る寄贈型返礼品を新たに始め、これまでに4件受け付けた。
メールマガジンの配信や特設サイトでの情報発信、首都圏でのファンイベント開催など、リピーター確保に力を注ぐ。取り組みが功を奏し、リピーター率は2018年度の18%から本年度22%に上昇した。
市元気戦略室の菊地厚室長は「出品業者の丁寧な対応や商工・農業関係部署の協力など、さまざまな人の力があって伸びにつながった」と手応えをつかむ。申込者は返礼品に魅力を感じている人だけでなく、来奥経験者も多いという。「関わりを深めていくことが奥州ファンづくり、都市プロモーションにつながっていく。新年度もファンを増やしていけるよう努めていきたい」と力を込める。
(河東田ひかり)
奥州市は2008(平成20)年度にふるさと納税を導入し、2015年1月からは寄付者へ市特産品などを返礼品として贈っている。これにより2015年度実績は前年度を大きく上回り、寄付額が前年度の1000万円台から一気に3億円を突破した。
さまざまな工夫やPR活動を重ね、2018年度には初めて1万件台に到達。寄付総額は約4億1780万円と県内では矢巾町、北上市に次ぎ、国際リニアコライダー(ILC)推進事業や奥州きらめきマラソン、カヌージャパンカップ開催経費などに活用してきた。
返礼品は南部鉄器が最も人気で、前沢牛と米が続く。業者からの提案もあり本年度は、前年度に比べ1割増の約400品を用意。これまでの形にとらわれず、品物を年数回贈る企画なども取り入れている。
前年度に引き続き、胆沢小山のデサントアパレル?水沢工場のみで生産されている高機能ウエア「水沢ダウン」を数量限定で出品。6日間で締め切った。寄付者が品物を受け取るのではなく、市内関連業者製造の温湿度計を市内小中学校に贈る寄贈型返礼品を新たに始め、これまでに4件受け付けた。
メールマガジンの配信や特設サイトでの情報発信、首都圏でのファンイベント開催など、リピーター確保に力を注ぐ。取り組みが功を奏し、リピーター率は2018年度の18%から本年度22%に上昇した。
市元気戦略室の菊地厚室長は「出品業者の丁寧な対応や商工・農業関係部署の協力など、さまざまな人の力があって伸びにつながった」と手応えをつかむ。申込者は返礼品に魅力を感じている人だけでなく、来奥経験者も多いという。「関わりを深めていくことが奥州ファンづくり、都市プロモーションにつながっていく。新年度もファンを増やしていけるよう努めていきたい」と力を込める。