奥州市ILC推進室国際化推進担当に着任した ダウ・ベロニカさん(24)
- 投稿者 :
- tanko 2019-12-8 10:30
読書が好きで、短編やエッセーを書いていた父の影響もあり、幼いころは作家になりたかった。日本に興味を持つようになったのは、ポップカルチャーに触れたのがきっかけ。
「Jポップを聴き、言葉の意味を知りたくて丸暗記した。中学生の時にはコンピューターを使い、文法や単語を自分で勉強した」。音楽ユニット「デイ・アフター・トゥモロー」のファンになり、最初に覚えた単語は歌詞に出てくる「僕、君、心、空」だった。
小学3年生から高校生までは学校へ通わず、家庭に拠点を置き学習するホームスクーリングを選択。15歳の時には大学の授業を受け、日本語も学んだ。
飛び級して17歳でインディアナ州にあるアーラム大学に入学し、2014(平成26)年にはホームステイしながら岩手大学へ短期留学した。多くの米国人が抱く日本のイメージは「人が多く都会的」というが、「違った側面も知りたい」と岩手を選んだ。
アーラム大日本研究学科を卒業後、2016年から2年間、外国語指導助手(ALT)として田野畑村で勤務した。「岩手で印象深いのは人。日本はどこでもおもてなしの考えがあるが、岩手では自然と他の人を手助けしたり親切にしてくれたりする」
10月に市臨時職員となり、岩手での暮らしは3カ所目。第二の故郷といえる本県での仕事に、やる気がみなぎる。「岩手には独自のアイデンティティーがあり、ユニークさを感じる。まずはどうやって奥州、岩手の魅力を海外の人に伝えられるか考えていきたい」。通訳や翻訳の仕事のほか、SNSを通じて英語で国際研究者らに国際リニアコライダー(ILC)と奥州の情報を発信するのが役目だ。
「静かで、いろんなことを学びたい人」と自己分析。休日は、日本語の勉強や家具の整理、散歩などをして過ごす。米国に住む家族や友人と連絡を取ることも。「寂しいけれど、あなたが幸せなら」と送り出してくれた両親に感謝する。
(河東田ひかり)
米国オハイオ州ニューアーク市出身で、4人きょうだいの長女。山形県で英会話教室の講師を務めた経験もある。音楽ユニット「水曜日のカンパネルラ」の大ファンで、いつかライブへ行くのが夢。水沢在住。
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- keyXmSK94jfdsjugerhjg2023-10-21 21:15
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