人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

「今」も輝く木村博士の功績を知る(奥州日本外交協が講演会)

投稿者 : 
tanko 2019-7-5 20:50


 奥州日本外交協会(海鋒守会長)の総会はこのほど、水沢東町の水沢サンパレスホテルで開かれ、設立35周年記念の講演会開催や新入会員の勧誘促進などを盛り込んだ事業計画を決めた。第114回講演会も開かれ、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターの大江昌嗣理事長が、木村栄博士(1870〜1943)が発見したZ項について話題を提供した。
 約40人が出席。海鋒会長はあいさつで「国際リニアコライダー(ILC)誘致実現に向け、支援と協力を」と呼び掛けた。
 木村博士は、金沢市出身で1899(明治32)年に水沢で緯度観測を開始。地軸が地球そのものに対して揺れることを意味する「極運動」の実態を明らかにする研究の過程で、方程式の未知数にZを加える「Z項」を発見した。世界的に称賛され、第1回文化勲章を受章した。
 「木村博士はZ項の発見だけにとどまらず、Z項の意味を追究し続けた」と大江理事長。「木村博士の功績はブラックホール撮影の成功や、スーパーコンピューター『阿弖流為(アテルイ)』にも生かされるなど、継承と新分野の展開につながっている」とまとめた。

写真=木村栄博士の功績について解説する大江昌嗣理事長
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