奥州市のPR戦略がテーマ(早稲田大公共経営大学院生ら実地調査)
- 投稿者 :
- tanko 2017-8-8 10:10
早稲田大学公共経営大学院のフィールドワーク(夏季集中講座)が奥州市内で繰り広げられている。奥州市の行政課題の調査・研究に毎年取り組んでおり、今回のテーマは「奥州市に縁がある人物とのコラボレーションによる市のPR戦略」。院生らが各種調査や資料収集・分析を進め、10日に政策提言する予定だ。
奥州市が調査・研究に協力し8年目。奥州市にとっては政策への提言を得られるほか、公共経営が専門の大学教授や全国から集まる院生との情報交換の機会になっている。
今年は院生7人と教員が6〜10日の5日間の日程で奥州入り。市職員2人も加えテーマを追究する。
開講式が7日、奥州市役所本庁で行われた。小沢昌記市長は講義で、「仲間と一つの目標に向かって知恵を寄せ合い、解決策を見いだすトレーニングは、今後の活動のための重要な経験になる」と院生らを励ました。
本年度を「奥州アピール」の年と位置付け、初開催した「いわて奥州きらめきマラソン」と「カヌージャパンカップ」、「台湾をターゲットとした観光戦略」などで市の名を発信。市を含む北上山地が国内建設候補地とされている国際リニアコライダー(ILC)についても紹介した。
院生らの「政策提言発表会」は、市役所本庁講堂で10日午後1時半から開かれる。
写真=市長の講義に耳を傾ける早稲田大学公共経営大学院の院生ら