人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

奥州市が行政情報紙を3言語で発行(ILC実現視野に月1回)

投稿者 : 
tanko 2016-11-4 9:50
 奥州市は、国際リニアコライダー(ILC)実現で想定される在住外国人増加に向けた取り組みの一環として、「多言語情報紙」の発行を始めた。英語と中国語、振り仮名付きの日本語により市内生活情報を中心に掲載。毎月1回、郵送または電子メールで希望者に無料配布し、暮らしをサポートする。
 情報紙の掲載内容は、予防接種や奥州金ケ崎休日診療所の紹介、粗大ごみ収集や税納付、各種イベント開催予定など。広報おうしゅう本号、お知らせ版の内容をまとめる。
 この取り組みは、奥州市政策企画課ILC推進室と市地域づくり推進課が連携。市ILC国際化推進員を務めるトマス・アンナさん=米国出身=が英訳、多文化共生推進員の曽穎さん=中国出身=が中国語訳を担当する。
 すでに市内400人超の在住外国人に情報紙の希望の有無を尋ねるアンケート用紙を送付した。11月から毎月上旬の発行を予定している。奥州市ホームページに掲載するほか、市国際交流協会にも提供して役立ててもらうという。
 アンナさんは、在住外国人に活用してもらうことで「安全で健康に、楽しみながら奥州市で暮らしてほしい」と願う。

写真=市ILC国際化推進員のトマス・アンナさん。市は多言語情報紙の発行で在住外国人の暮らしを応援する
トラックバックpingアドレス http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/tb.php/520

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動