人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

奥州市ビジョン策定 年明けの見通し(ILC策定委員会 会長が見解)

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tanko 2015-12-17 16:40
 素粒子研究施設・国際リニアコライダー(ILC)誘致を見据えた地域将来像を描く、奥州市のILCまちづくりビジョンについて、同ビジョン策定委員会の亀卦川富夫会長(いわてILC加速器科学推進会議代表幹事)は16日、年内を目標としていた策定が年明け後になるとの見通しを示した。
 同日、市役所本庁で開かれた市議会のILC誘致および国際科学技術研究圏域調査特別委員会の席上で、亀卦川会長が明らかにした。ILCをめぐる動向などを説明するため特別委に招かれた亀卦川会長は「さまざまな分野から寄せられている意見をまとめている段階。年明け後の策定になるだろう」と述べた。
 策定委には▽まちづくり・地域生活支援▽産業振興▽福祉医療・教育――の3分科会を設置。課題の検討やさまざまなアイデアなどの具体化に向けた作業の途中にあるという。
 質疑では、千葉敦氏(共産党)が「研究者やその家族が利便性の高い仙台市など都市部に住んでしまう傾向はないか」と質問。亀卦川会長は「まちが現状のままのであれば、そうなってしまいかねない。住んでみたいと思うような大胆な計画が必要だろう」との考えを示した。
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