人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

いわて国体やILC 観光ガイドタクシー発車

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tanko 2015-10-8 18:50
 地域の魅力を知り尽くした運転手がおもてなし――。来年の希望郷いわて国体・いわて大会や国際リニアコライダー(ILC)誘致を見据え、「奥州・金ケ崎観光ガイドタクシー乗務員」の24人が誕生した。タクシー業界がスクラムを組んだ地域観光の振興策として期待される。
(千葉伸一郎)


 本県では初の試みで、同観光ガイドタクシー運営委員会(委員長・小野幸宣県タクシー協会胆江支部長)が認定書を交付。同支部加盟の6社24人が1期生となった。
 認定乗務員は、6月からの養成研修の全課程修了者。接遇研修や、高齢者・障害者の介助向上のためのユニバーサルドライバー研修を修了し、地元の歴史を学ぶ「奥州おもしろ学」講座と初級以上の試験をパス。地理研修も受けた。無事故無違反3年以上などの基準も設けられた。
 認定証書の交付式が7日、水沢区羽田町の市鋳物技術交流センターで行われた。運営委の小野委員長は「乗務員としてレベルアップした形で国体を迎えられる。この取り組みを機にお客さまに喜んでいただき、業界の発展と社会貢献につながることを願う」とあいさつ。伊藤博幸副委員長(NPO法人奥州おもしろ学理事長)が一人一人に認定証書を授与した。認定は3年間有効で更新があり、次年度以降も新たな乗務員を養成する。
 認定乗務員を代表し、(株)北都交通の渡辺和村さん(57)が「学び得た知識、おもてなしの心を大切にし、切磋琢磨しながら郷土愛を忘れず、親近感に満ちあふれる奥州・金ケ崎ガイドタクシーとなるよう精進する」と誓った。
 「奥州・金ケ崎観光ガイドタクシー乗務員」の愛称を募集している。詳しくは同支部(電話0197-23-3714)へ。

写真=郷土愛を携え、観光客を迎える「奥州・金ケ崎観光ガイドタクシー乗務員」
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