国際都市実現へ助っ人 奥州市ILC国際化推進員にトーマスさん(米国出身)
- 投稿者 :
- tanko 2014-10-2 12:20
素粒子実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致を目指す奥州市は1日付で、米オレゴン州出身のアンナ・トーマスさん(29)=矢巾町在住=をILC国際化推進員(非常勤特別職)として任命した。国際研究都市を目指す上で必要な情報収集や外国人研究者との人的ネットワークの構築、市職員向けの英会話研修の講師などとして活躍してもらう方針だ。
トーマスさんは、オレゴン州にある米国西海岸最古の歴史を誇るウィラメット大学を卒業。大学では社会学を専攻するとともに、副専攻として日本語を学んでいた。「小学校のころ自宅が日本人学生のホームステイ先になったことがあり、それから日本に興味を持ち始めた」という。在学中の2006年には東京国際大学に半年間留学していた。
2010年5月から日本で生活。大都市だと英語を話せる外国人が身近にいすぎるため「かえって日本語を覚えなくなる」とあえて地方での生活を希望。英会話教師の仕事もあった岩手に来るきっかけにもなった。英会話教師を3年ほど務めた後は、岩手県の国際交流センターでのアルバイトやリゾートホテルの接客業務などの仕事をしてきた。
奥州市は今年、ILC誘致を見据えた地域と行政の国際化を強力に進めるため「ILC国際化推進員設置規則」を定め、英語を母国語とした非常勤職員を募集。当初は8月の採用を見込んでいたが、条件に見合う人の応募が無く、県内の外国人市民らのネットワークを頼りに人材を探していたところ、トーマスさんの紹介があり面接などを経て採用を決めた。
任命期間は今月1日から16年3月31日までだが、すでに9月上旬に水沢区内で開かれたILC関連の国際会議で夕食会時の通訳を務めている。
辞令を交付した小沢昌記市長は「職員の英語力向上のためにも力を振るってもらいたい」と激励。トーマスさんは「国際交流センターにいた時からILCの話は聞いていたが、まさか自分がそれに関する仕事に携われるとは思わなかった。どのようにしたら地域の国際化を進められるか、他の事例も見ながら研究していきたい」と意気込んでいる。
写真=ILC国際化推進員として採用されたアンナ・トーマスさん
トーマスさんは、オレゴン州にある米国西海岸最古の歴史を誇るウィラメット大学を卒業。大学では社会学を専攻するとともに、副専攻として日本語を学んでいた。「小学校のころ自宅が日本人学生のホームステイ先になったことがあり、それから日本に興味を持ち始めた」という。在学中の2006年には東京国際大学に半年間留学していた。
2010年5月から日本で生活。大都市だと英語を話せる外国人が身近にいすぎるため「かえって日本語を覚えなくなる」とあえて地方での生活を希望。英会話教師の仕事もあった岩手に来るきっかけにもなった。英会話教師を3年ほど務めた後は、岩手県の国際交流センターでのアルバイトやリゾートホテルの接客業務などの仕事をしてきた。
奥州市は今年、ILC誘致を見据えた地域と行政の国際化を強力に進めるため「ILC国際化推進員設置規則」を定め、英語を母国語とした非常勤職員を募集。当初は8月の採用を見込んでいたが、条件に見合う人の応募が無く、県内の外国人市民らのネットワークを頼りに人材を探していたところ、トーマスさんの紹介があり面接などを経て採用を決めた。
任命期間は今月1日から16年3月31日までだが、すでに9月上旬に水沢区内で開かれたILC関連の国際会議で夕食会時の通訳を務めている。
辞令を交付した小沢昌記市長は「職員の英語力向上のためにも力を振るってもらいたい」と激励。トーマスさんは「国際交流センターにいた時からILCの話は聞いていたが、まさか自分がそれに関する仕事に携われるとは思わなかった。どのようにしたら地域の国際化を進められるか、他の事例も見ながら研究していきたい」と意気込んでいる。
写真=ILC国際化推進員として採用されたアンナ・トーマスさん