東北の子どもたちへ「興味持ちチャレンジを」(オーストリアのミタロフ博士)
- 投稿者 :
- tanko 2014-9-9 12:00
「ILDミーティング2014」に参加した研究者の中には、日本の施設で実験活動を経験した外国人も少なくない。オーストリア科学アカデミーのヴィンフィールト・ミタロフ博士は、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)で研究に従事した経験があり、東北を訪れるのも今回で2度目だという。
ILC計画に携わり始めたのは1991(平成3)年のこと。大型測定器ILDのプロジェクトリーダーなどを歴任した。
今回、現地視察などを通じてより一層、ILCの実現をサポートしたいとの気持ちを強くした。「ILCができれば、そこで行われる実験に興味を持った人材が集まり研究をしていく。まさに科学教育の場になるだろう」と語る。
ミタロフさんは、多くの若者たちにILCに興味を持ってほしいと願う。
「科学を学ぶことが、社会にどんな意義を与えるのか考えてほしい。新しい技術はさまざまな問題を起こしかねないと考える人は、ヨーロッパにも実際にいる。東北では福島第1原発事故も起きたばかりだ。だが、そのような時だからこそ、東北の子どもたちにはさまざまなことに興味を持ってもらいたいし、心を開いて物事にチャレンジしてほしい」
写真=若い人には特にILCへの関心を持ってもらいたいと語るミタロフ博士
ILC計画に携わり始めたのは1991(平成3)年のこと。大型測定器ILDのプロジェクトリーダーなどを歴任した。
今回、現地視察などを通じてより一層、ILCの実現をサポートしたいとの気持ちを強くした。「ILCができれば、そこで行われる実験に興味を持った人材が集まり研究をしていく。まさに科学教育の場になるだろう」と語る。
ミタロフさんは、多くの若者たちにILCに興味を持ってほしいと願う。
「科学を学ぶことが、社会にどんな意義を与えるのか考えてほしい。新しい技術はさまざまな問題を起こしかねないと考える人は、ヨーロッパにも実際にいる。東北では福島第1原発事故も起きたばかりだ。だが、そのような時だからこそ、東北の子どもたちにはさまざまなことに興味を持ってもらいたいし、心を開いて物事にチャレンジしてほしい」
写真=若い人には特にILCへの関心を持ってもらいたいと語るミタロフ博士