人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

研究者国際会議が閉幕(水沢会場にILDミーティング)

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tanko 2014-9-10 9:10
 国際リニアコライダー(ILC)に関連した国際会議「ILDミーティング2014」は9日、水沢区東町の水沢グランドホテルで総括質疑などを行い、全日程を終了した。前日の8日夜には、同区佐倉河のプラザイン水沢で夕食会が行われ、外国人研究者らは日本料理に舌鼓を打った。
 夕食会には会議に出席した研究者のほか小沢昌記市長、県の担当職員らも同席。小沢市長は「滞在中の感想や気に入ったことなどをぜひ伺い、国際的なまちづくりへのヒントにしたい。会議を終え、国に戻られた際には同僚の皆さんやご家族に、奥州市の宣伝をしてもらえたら」と呼び掛けた。
 夕食会は「和」を強調した内容。会議の現地世話人責任者を務めた東北大学大学院の山本均教授は、ホテル側に日本料理で勝負してほしいと要請していたという。「この地域には二つの世界遺産がある。それは、平泉と日本料理。参加した海外の方々には、向こう3年は『水沢で体験したあの夕食会は最高だった』と広められるような場になってほしかった」と語る。
 この日は「中秋の名月」。会場入り口にはススキや月見団子が供えられる粋な演出も。各テーブルには和紙を使った手作りのしおりや、折り鶴の箸置きを用意するなど、細かなところまで日本らしさにこだわった。宴席の途中では、江刺区稲瀬に伝わる「金津流石関獅子躍」が披露された。

写真=日本酒や日本料理を味わい、水沢での一夜を楽しむ外国人研究者たち
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