7月末に候補地一本化 KEK機構長「考え変わりない」
- 投稿者 :
- tanko 2013-7-3 5:00
素粒子研究施設・国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地の一本化時期について、ILC国内推進母体である高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)の鈴木厚人機構長は2日、胆江日日新聞社の取材に応じ「7月末までに候補地を決定したいという考えに変わりはない」と答えた。
鈴木機構長は1日夜、首相所轄の特別機関・日本学術会議(大西隆会長)が設置する「ILCに関する検討委員会」(家泰弘委員長)の第2回会合に参考人として出席した。
その後、現在検討が進められている国内候補地一本化に関し、鈴木機構長が当初予定の7月末から8月後半にずれ込むと述べたとする見解が一部で報道された。このことについて、鈴木機構長は電話取材で「われわれは7月末に決めたいという思いに変わりない」と強調した。
ILCの国内候補地は本県の北上山地と北九州の脊振山地の2カ所。日本の素粒子研究者で組織するILC戦略会議が中心となり絞り込み作業を進めている。鈴木機構長によると、研究者間での検討作業が大幅に遅れているわけではなく、選定時期を8月後半に先送りすることを決めた事実もないという。
鈴木機構長は「学術会議検討委の開催予定が8月下旬まであることを会合の場で初めて知った。われわれの日程との検討をしなくてはとも思ったが、学術会議の検討が終わるまで、決まった事柄の公表を先延ばしするようなこともしたくない。7月末にしたいという考えに変わりはない」と話した。
(児玉直人)
鈴木機構長は1日夜、首相所轄の特別機関・日本学術会議(大西隆会長)が設置する「ILCに関する検討委員会」(家泰弘委員長)の第2回会合に参考人として出席した。
その後、現在検討が進められている国内候補地一本化に関し、鈴木機構長が当初予定の7月末から8月後半にずれ込むと述べたとする見解が一部で報道された。このことについて、鈴木機構長は電話取材で「われわれは7月末に決めたいという思いに変わりない」と強調した。
ILCの国内候補地は本県の北上山地と北九州の脊振山地の2カ所。日本の素粒子研究者で組織するILC戦略会議が中心となり絞り込み作業を進めている。鈴木機構長によると、研究者間での検討作業が大幅に遅れているわけではなく、選定時期を8月後半に先送りすることを決めた事実もないという。
鈴木機構長は「学術会議検討委の開催予定が8月下旬まであることを会合の場で初めて知った。われわれの日程との検討をしなくてはとも思ったが、学術会議の検討が終わるまで、決まった事柄の公表を先延ばしするようなこともしたくない。7月末にしたいという考えに変わりはない」と話した。
(児玉直人)