人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)
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tanko 2015-6-25 9:40
 国際リニアコライダー(ILC)を見据えたまちづくりを考えるシンポジウム「ILC実現と地域社会の展望」は、7月25日午後1時半から水沢区佐倉河の奥州市文化会館(Zホール)で開かれる。ILC関連のシンポジウムとしては初めて、沿岸被災地を含む気仙3市町と胆江2市町の首長が顔を合わせ、国際研究施設ILCと地域づくりについて意見を交わす予定だ。
(児玉直人)
 同シンポジウムは、水沢区を拠点に活動している産学官連携のILC誘致団体「いわてILC加速器科学推進会議」(亀卦川富夫代表幹事)が主催。県ILC推進協議会と東北ILC推進協議会、国際経済政策調査会が共催し、胆江日日新聞社などが後援する。
 前半は高エネルギー加速器研究機構(KEK)の前機構長で、この4月から県立大学長を務める鈴木厚人氏が基調講演。ILCの意義などについて語る。
 後半は「わがまちの未来絵図とILC」と題し、小沢昌記奥州市長、高橋由一金ケ崎町長、戸田公明大船渡市長、戸羽太陸前高田市長、多田欣一住田町長、鈴木学長が意見を交わす。司会進行は、KEK名誉教授で岩手大・東北大の客員教授を兼務する吉岡正和氏が務める。
 県などが「ILCは復興の象徴」と位置付けている中、津波被害からの復興に最優先で取り組んでいる大船渡、陸前高田両市はどう受け止めているか、住田町と金ケ崎町はどのように関わっていくか――。建設候補地の周辺首長のILC計画に対する考えや、描く将来展望に注目が集まりそうだ。
 ILC計画をめぐっては、文部科学省が有識者会議を開催しており、来年にも日本誘致の政府判断が下されるとの見方がある。国や研究者界の動きに並行し、候補地の地元でも受け入れに向けた準備が必要になることから、奥州市は年内を目標にILCを意識したまちづくりビジョンの策定に取り組んでいる。
 シンポジウムの聴講は無料だが、事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは奥州市ILC推進室(電話0197-24-2111、内線415)へ。

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“Future City Vision Painted by the ILC (First Discussion Event Between Five Mayors of Tanko, Kesen Area)”
By Naoto Kodama

A symposium considering city planning with the ILC in mind, “Realization of the ILC and Prospects for Local Community” will be held on July 25th from 1:30 PM at Z Hall in Oshu City. This is the first time at an ILC-related symposium that the mayors from the Kesen area (which includes places affected by the tsunami) and Tanko area will get together and exchange opinions about the international research facility ILC and community development.

The symposium is being hosted by the Iwate ILC Accelerator Science Promotion Council, a cooperative industry-academic-government group for inviting the ILC based in Mizusawa. The event is being cohosted by the Iwate Prefecture ILC Promotion Council, the Tohoku Conference for the Promotion of the ILC、and the International Economic Policy Research Institute, while Tanko Nichinichi newspaper and others are supporters of the event.

In the first half of the event, former Director-General KEK and president of Iwate Prefectural University since this April Atsuto Suzuki will give the keynote speech, speaking about the importance of the ILC. The second half is titled “The Future Vision of Our City and the ILC.” Dr. Suzuki and the following mayors will exchange opinions: mayor of Oshu City Masaki Ozawa, mayor of Kanegasaki Town Yoshiichi Takahashi, mayor of Ofunato City Kimiaki Toda, mayor of Rikuzentakata City Futoshi Toba, mayor of Sumita Town Kinichi Tada. Emeritus professor at KEK and guest professor at Iwate University and Tohoku University Masakazu Yoshioka will serve as master of ceremony.

As Iwate prefecture positions the ILC as a symbol of recovery, how do Ofunato and Rikuzentakata cities, which are working to recover from the tsunami as their top priority, view the ILC? How will Sumita Town and Kanegasaki Town relate to the ILC? The thoughts of mayors of the communities surrounding the candidate site about the ILC and the image for the future they portray should capture our attention.

MEXT (Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology) has set up a panel of experts to consider the ILC project, and there is the view that the Japanese government will decide on whether to invite the ILC next year. Because it`s necessary for local areas in the candidate site to prepare for the ILC in parallel with national activity and activity among researchers, Oshu city is working to formulate an ILC city planning vision within the year.

Attending the symposium is free of charge, but you need to apply in advance. Please direct questions and applications to the ILC Promotion Division at Oshu City (Tel. 0197-24-2111, ext. 415). (Translator`s note: the symposium will be in Japanese, but ILC Promotion Division has English speakers, native and otherwise. Please feel free to contact us in English.)

*Translation by Oshu city ILC Promotion Division
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tanko 2015-6-23 11:50
 奥州市議会・ILC誘致及び国際科学技術研究圏域調査特別委員会(渡辺忠委員長、議長除く全議員で構成)の会合が22日、市役所本庁で開かれ、市国際交流協会の渡部千春事務局長がILC(国際リニアコライダー)誘致を見据えた同協会の活動状況を報告した。国内誘致の早期判断を国に促すための働き掛けなど「政治力の発揮」を市議会に対し要望した一方、市当局には国際交流面で実績のある同協会や関係機関との連携を徹底するよう求めた。
 外国人市民の有志組織・ILCサポート委員会の活動支援などILC計画実現に向けた取り組みを進める市国際交流協会(佐藤剛会長)と意見交換しようと、同調査特別委が渡部氏を会合に招いた。
 ILC計画をめぐっては、江刺区東部を含む北上山地への建設構想が見込まれ、実現すれば周辺に国内外の研究者や技術者が滞在。関連企業や生活支援施設が整備されることも想定される。
 既に候補地が一本化し、日本政府の誘致判断を待つ現状を踏まえ、渡部氏は市議会に対し「市民の代表として政治力を駆使してほしい」と関係省庁などへの働き掛けを強めるよう要望した。
 渡部氏はまた、昨年9月に水沢区を会場に開かれたILC関連の国際会議「ILDミーティング」で、市側の連絡調整に一部不手際があったと指摘。「何を行うにもコミュニケーションが大切」とし、国際交流に関するノウハウを持つ同協会に事前に相談するなど市側の連携強化の必要性を訴えた。
 このほか渡部氏は、ILC建設に伴い現地に居住する外国人研究者らを受け入れる上で、衣食住の中でも特に医療面や子弟の通学先を考慮する必要があると強調。子弟教育に関しては、インターナショナルスクールを新設するよりも、既存の一部学校に有能なALT(外国語指導助手)を複数配置するなどして対応するのが効率的との認識も示した。
 渡部氏は、ILCに関連する同協会の活動状況についても報告し、同協会が今年4月から県立胆沢病院との間で進める医療通訳システムの運用実績を紹介。同協会が3月に行い、市内高校生でILC計画に関心のある生徒が4分の1程度にとどまることなどが判明したアンケート結果にも触れた。

写真=市議会ILC調査特別委の会合で市国際交流協会の活動状況について報告する渡部千春事務局長
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tanko 2015-6-22 12:30
 奥州市はこのほど、国際リニアコライダー(ILC)の候補地や市内主要名所、祭典などを集約した5言語ガイドマップを作成。市内観光施設や市役所で配布している。一般観光のほか、ILC関連の会議や現地視察に訪れた外国人に配布し、地域PRにもつなげる。
 マップは日本語、英語、中国語(繁体字と簡体字)、韓国語の5種類。言語が違うだけで、デザインや写真配置はどれも同じ。▽祭典▽伝統工芸▽農畜産物▽歴史――に関する説明や市内主要観光施設の案内などをまとめている。
 裏面にはILC建設候補地の位置を明記。ILCの説明を簡単に添えた。金融機関と飲食店、宿泊施設の位置をまとめた地図もあり、今後、市内でILC関係の国際会議や視察があった場合際、参加者に配布することも視野に入れる。ILCに限らず、通常の外国人観光客にも活用してもらう考えだ。
 各言語8000部ずつ用意。入手希望などは市ILC推進室(電話0197-24-2111、内線415)へ。

写真=5言語ごとに作成した観光ガイドマップ
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tanko 2015-6-16 12:20
 第48回水沢商人(あきんど)まつりは14日、水沢駅通りを歩行者天国にして繰り広げられた。軽食や衣料品などを扱う出店に加え、県内在住外国人で構成するILCサポート委員会もILC(国際リニアコライダー)にちなんだ食べ物の販売や展示でPR。併催された街なか音の祭典では園児から一般まで幅広い世代が歌や踊りを披露し、市街地は終日にぎわいを見せた。
 水沢区の商工業者や各種団体など50団体が出店した商人まつりには、ILCの認知度を高めようと同サポート委が初出店。ケチャップやマヨネーズで素粒子が衝突する様子をデコレーションしたフランクフルトや、無限大の記号(∞)の形をしたクッキーを販売した。
 サポート委員長のビル・ルイスさん(46)は「来場者に軽食を喜んでもらえて、うれしい。ILCの存在を少しでも多くの人たちに伝えるため、機会があればまた出店したい」と話した。
 音の祭典では、剣舞やよさこい、和太鼓、ジャズなど和洋の音楽や踊りが、三つのステージで繰り広げられた。
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tanko 2015-6-5 10:10
"Associate Professor Co-Star "ILC Science Scouts" Viewable Online"
In English http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/ilc/english/news.viewer.html?prm=2015060500

 国際リニアコライダー(ILC)計画を分かりやすく解説するシリーズ動画「ILC科学少年団」の公開が、ネット動画サイト「You Tube」で始まった。東北大学の現役准教授が出演。全10回の予定で、ILCが目指す研究を分かりやすく紹介している。「ILC科学少年団」で検索すると視聴できる。

 ILCの国内誘致を推進している先端加速器科学技術推進協議会(AAA)と、ケーブルテレビ事業者の東京ケーブルネットワーク(株)が制作した。
 子役タレント嶋崎青大(はると)君演じる少年「ハル君」が、宇宙に詳しい「おじさん」から、宇宙誕生の謎やILCについて教えてもらうというストーリー。おじさん役は、ILC計画に携わる東北大学大学院の佐貫智行准教授が務めている。
 第1話は4月22日に東京大学で開かれた「ILC東京シンポジウム」が舞台。ILCが世界中の物理学者から注目を集め、日本での建設に高い期待を寄せていることを紹介している。今後、月1回のペースで10話まで制作するという。

写真=「ILC科学少年団」のワンシーン(動画サイト「You Tube」より)
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tanko 2015-6-2 10:00
"Future Vision of Oshu City and the ILC (Guest Lecture for Forming of City Planning Vision)"
By Ai Kikuchi
In English http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/ilc/english/news.viewer.html?prm=2015060200


 国際リニアコライダー(ILC)誘致を視野に入れたまちづくりビジョン(都市構想)策定を目指す奥州市は5月31日、独マインツ大学の斎藤武彦教授(原子核構造物理学)による特別授業を水沢区の奥州宇宙遊学館で開いた。参加した市民らは、斎藤教授の講演を通してヨーロッパでの研究機関と立地地域との関係について理解を深めながら、ILCと地域の将来に思いを巡らせた。
(菊池藍)

 奥州市は、ビジョンのたたき台となるアイデアや地域課題などを市民から吸い上げる「ワークショップ」の設置を計画。ワークショップ参加者を集める呼び水にしようと、特別授業を企画した。斎藤教授は「子どもへの効果」を中心に国際的研究機関が周辺地域に与える効果を説明した。
 参加者からは「ILCのデメリットは何か」「外国人が増えることでの文化的摩擦をどう解消するか」などの質問が出た。斎藤教授はデメリットの一つとして、環境保全と研究推進をめぐる主張の対立の発生を挙げた。「互いに極論になりがち。解決には歩み寄りが必要」との考えを示した。
 外国人との文化の違いよる摩擦の解消は「国際地域としてすばらしいパラダイスが最初からできるわけではない。地道に対応するしかない」と強調。トラブル解決には語学が重要だが「現地の言葉で話し掛けられると、受け入れられていると感じる。お年寄りは、いつも通り日本語で話し掛けていいが、その分、若い人たちはお年寄り5人分をサポートするぐらいの気持ちで、英語を頑張ってほしい」とエールを送った。
 同日は市民や関係者のほか、奥州市内出身の大学生も受講した。県立大看護学部2年の及川美雪さん(19)は「今まで聞いたILCの話はメリットを強調するものが多かったが、デメリットについても対策が取れることが分かって良かった。地域の活性化にILCが重要だと感じた」。同大盛岡短期大学部で国際文化を専攻する佐藤梨那さん(19)は「ビジョン策定にぜひ参加したい。新しいことを進めるのは大変だが、わくわくする。住民が受け入れられるよう、理解を深める方法も考えたい」と話した。

写真=参加者の質問に耳を傾ける斎藤武彦教授
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tanko 2015-5-30 10:00
"The World`s Eyes Turning to Our Hometown (ILC Guest Classes Expanded to Elementary Schools in Oshu)"
In English http://www.city.oshu.iwate.jp/htm/ilc/english/news.viewer.html?prm=2015053000

 小学生を対象にした国際リニアコライダー(ILC)出前授業が29日、奥州市立胆沢愛宕小学校(西舘修校長、児童56人)を皮切りに始まった。児童たちは、身近な地域が国際的ビッグプロジェクトの候補地として世界中から注目を集めていることを実感。ILC実現後の地域の姿に、想像をめぐらせていた。
 奥州市ILC推進室が本年度からスタートさせた事業。昨年度からNPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(大江昌嗣理事長)に委託し市内中学校へ出前授業を実施しているが、本年度は小学校にも範囲を拡大した。
 小学生向けのILC解説は、専門家が学校を訪れ単発的に開催したものや地域行事の一環で実施した例はあるが、同推進室の事業としては初めて。
 胆沢愛宕小には、同推進室の高橋秀和主任(35)と市ILC国際化推進員のトマス・アンナさん(30)が訪問。5、6年生17人が授業を受けた。
 県が制作した子ども向け解説動画を観賞し、ILCの概要をつかんだ児童たちに高橋主任らがクイズを出題。「どうして岩手が候補地に選ばれたか」「ILCができると、どんないいことがあるか」などの問題に挑戦した。
 6年の佐々木奈緒さん(12)は「今までILCの話は聞いたことがなかった。もし実現すればこの辺は、岩手の中でも一番大きな街になるんじゃないかと思う」と話していた。
 中学校での出前授業は2年生全員を対象にしているが、小学校は希望する学校のみ。6年担任の千田貴子教諭(36)は「子どもたちが地域の将来について理解を深めることは大切なことと思い、出前授業を開いた。ILCの候補地となっている自分たちの地域に誇りを持ってほしい」と希望していた。

写真=ILCについて理解を深める胆沢愛宕小の児童たち
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tanko 2015-5-29 9:50
 奥州市ILC推進連絡協議会(会長・小沢昌記市長)の本年度総会は28日、市役所江刺総合支所で開かれ、市のILCまちづくりビジョン策定への参画を柱とした本年度事業計画を承認した。同ビジョンは、市がILC建設を想定する都市構想。年度内の策定を目指しており、協議会としても積極的に関わっていくことを申し合わせた。
 あいさつで小沢市長は「市が目指すべきまちづくりにILC構想を盛り込み、建設が実現すればさらに大きなまちづくりの展開ができるような方針を作成したい。1人でも多くの人に理解いただき、熱烈な思いを全国、世界に発信できる体制を整えたい」と話した。
 本年度は、同ビジョン策定に積極的に協力するほか、県や東北地区内の関係機関・団体が行うILC建設実現に向けた活動を引き続き支援する。市広報などを活用した各種情報提供、JR水沢江刺駅、水沢駅の活用検討なども進める。

早期策定の利点説く(総会後講演で)
 総会に合わせ、奥州市がILCまちづくりビジョン策定業務を委託する(株)都市計画設計研究所=東京都=の三浦幸雄代表取締役が、同ビジョンの概要について講演した。
 三浦代表は「ILCに関するビジョンとして、ILCが立地する東北2県3市が広域の協議会を作り、まちづくり基本計画を策定することになるだろう」と見通しを示しながら、「自分たちのまちをどう創っていくか、そこにどうILCを盛り込むか奥州市として早めに作っておくと、基本計画にいろいろ提案できる」と話した。
 ILC完成までのスケジュールにも触れ、「建設工事、機器設置などを経て完成、運用までには�t年かかるが、設計段階前に基本計画を作成しないことには進まない。実際8年後には研究者が現場に入ってくる」とし、「完成を遅らせないためにも、より早い段階での計画策定が必要」と強調した。

写真=「市の将来像の実現にILCをどう生かすかが大事」と語る三浦幸雄代表
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tanko 2015-5-29 9:50
 岩手県国際リニアコライダー推進協議会(谷村邦久会長)主催の「ILCシンポジウムin岩手」は、7月2日午後2時から盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開かれる。
 2部構成で、1部は県立大学の鈴木厚人学長(前高エネルギー加速器研究機構機構長)が、「ILC実現に向けて」と題し講演。2部は、パネルディスカッション「先端科学技術が拓く未来の世界」を予定している。発言者は鈴木学長、岩手大学の岩渕明学長、朝日新聞社の高橋真理子編集委員。ILC戦略会議議長で、東京大学素粒子物理国際研究センターの山下了准教授が司会を務める。
 定員は400人で、先着順で聴講申し込みを受け付ける。終了後の懇談会は会費5000円(当日徴収)。申し込み、問い合わせは同協議会事務局の県商工会議所連合会(盛岡商工会議所内、電話019-624-5880、電子メール daihyo@ccimorioka.or.jp )へ。
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tanko 2015-5-27 13:10
 奥州市ILC推進室や岩手県県南広域振興局は本年度、ILC(国際リニアコライダー)の普及活動の一環として進めている中学校出前授業を市内小学校や市外の中学校にも拡大して実施する。北上山地への建設誘致を見据え、次代を担う子どもたちの関心をより一層高める狙いだ。

 奥州市ILC推進室は、市内小学校のうち希望があった7校で今月29日から出前授業を行う。同推進室職員が講師を務める。市は本年度、ILC絵画コンクールを予定しており、その事前学習と位置付けている。
 一方、県南広域振興局は、奥州市以外の管内44中学校のうち、希望のあった14校で出前授業を繰り広げる。奥州市では市内全中学校の2年生を対象に出前授業を展開しているが、候補地の地元自治体だけでなく、より広域的に関心の輪を広げる狙いがある。実施校の中には、金ケ崎中学校も含まれており、11月4日に予定されている。
 市内中学校の出前講座と同様、事業をNPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(大江昌嗣理事長)に委託。2時限1セットで、研究内容の概要やILCと地域との関わりなどについて学ぶ。

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