国立天文台の新スパコン 6月1日に運用開始へ(水沢キャンパスに設置)
- 投稿者 :
- tanko 2018-4-19 10:40
国立天文台(本部・東京都三鷹市、常田佐久台長)は、天文学専用のスーパーコンピューター(スパコン)の新型機を6月1日から運用する見通しにあることが18日までに分かった。機器更新のため3月で運用を終了した装置と同様、水沢星ガ丘町の同天文台水沢キャンパス敷地内の建物に本体を設置。新型機は従前機と比べ3倍の性能を有し、1秒間に3000兆回もの計算ができる能力があるという。
同天文台のスパコンは、天文シミュレーションプロジェクト(プロジェクト長・小久保英一郎教授)によって運用している。これまでの観測成果や物理学の理論などを反映させ、実際には観測不可能な過去の天文現象や遠くの天体の様子などをコンピューター画像や動画によって再現している。
もともとスパコンは東京都三鷹市の同天文台に設置されていたが、リスク分散や機器冷却コストを踏まえ、2013(平成25)年度から同天文台最北の施設である水沢キャンパスに移設。古代東北の英雄「アテルイ」にあやかった愛称が付けられ、グレードアップなどを図りながら、数々の研究に貢献していたが、機器更新に伴い今年3月で「アテルイ」は運用を終了した。
6月から運用を始める新しいスパコンは、従前機が導入された2013年の性能と比べ6倍、2014年のグレードアップ時とでは3倍の性能を誇る。1秒間に約3000兆回の足し算や掛け算といった計算ができるくらいの能力がある。
新しいスパコンの愛称については未定という。
写真=国立天文台水沢キャンパス内にあるスパコン本体設置用の建物。左奥は奥州宇宙遊学館
同天文台のスパコンは、天文シミュレーションプロジェクト(プロジェクト長・小久保英一郎教授)によって運用している。これまでの観測成果や物理学の理論などを反映させ、実際には観測不可能な過去の天文現象や遠くの天体の様子などをコンピューター画像や動画によって再現している。
もともとスパコンは東京都三鷹市の同天文台に設置されていたが、リスク分散や機器冷却コストを踏まえ、2013(平成25)年度から同天文台最北の施設である水沢キャンパスに移設。古代東北の英雄「アテルイ」にあやかった愛称が付けられ、グレードアップなどを図りながら、数々の研究に貢献していたが、機器更新に伴い今年3月で「アテルイ」は運用を終了した。
6月から運用を始める新しいスパコンは、従前機が導入された2013年の性能と比べ6倍、2014年のグレードアップ時とでは3倍の性能を誇る。1秒間に約3000兆回の足し算や掛け算といった計算ができるくらいの能力がある。
新しいスパコンの愛称については未定という。
写真=国立天文台水沢キャンパス内にあるスパコン本体設置用の建物。左奥は奥州宇宙遊学館