人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

宇宙の日絵画・作文、入賞者に賞状授与(奥州宇宙遊学館)

投稿者 : 
tanko 2020-12-18 10:30

写真=賞状を手渡される児童

 「宇宙の日」記念全国小・中学生作文絵画コンテストの入賞者表彰式がこのほど、水沢星ガ丘町の奥州宇宙遊学館(中東重雄館長)で行われた。
 文部科学省や宇宙航空研究開発機構(JAXA)、同遊学館など全国57の応募協力科学館が主催。今回は「50年後の宇宙生活」をテーマに応募を呼び掛けた。同遊学館では作文3点、絵画19点を受け付け。同遊学館スタッフや隣接する国立天文台水沢VLBI観測所の所員らを交えた審査で、作文2点、絵画7点の入賞を決めた。全国審査の対象となる最優秀賞は、該当がなかった。
 表彰式では、中東館長や同観測所の亀谷收助教が、入賞者に賞状を手渡した。中東館長は「50年先を見据えた作品の多くに感動させられた」と講評。亀谷助教は「夢がある作品ばかりで感心した。大きくなったらぜひ研究者になってほしい」と呼び掛けた。
 絵画の部で「天文台所長賞」を受賞した、市立常盤小学校5年の星野友佑君(11)は、大好きな天文学と鉄道の世界を織り交ぜた作品。「地球から新幹線で宇宙旅行できたらいいなと思い描いた」という。表彰式に同観測所の本間希樹所長は出席できなかったが、館内に展示されている本間所長の写真パネルの前で賞状を手に写真を撮り、記念にしていた。
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