人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

5Gは危険?(コラム「時針」)

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tanko 2020-10-7 9:10
 テレビを見ていると、5G(ファイブジー)のコマーシャルがよく流れる。5Gは第5世代移動通信システムを意味し、スマホなどは現在の4Gより格段に性能がアップする。アメリカ、韓国では昨年4月から、中国では同年10月末から運用が始まり、日本では今年3月からサービスが開始した。
 5Gに関するネットの検索をして驚いたのは、健康被害を警告する記事が多いことである。共通するのは、ミリ(メートル)波による人体への影響。ミリ波とは、マイクロ波のなかでも高い周波数(30〜300ギガヘルツ)の電磁波(電波)を指す。5Gでは2G〜4Gまで使用されてきたマイクロ波に加え、ミリ波を使用する。
 ミリ波は直進性が強く、大容量のデータを伝送できる。このため衛星通信や電波望遠鏡、車載衝突防止レーダーなど多岐な用途に使われる。一方、アメリカ軍は暴動鎮圧用などの目的で、ADSという電子銃の開発を進めている。5Gの技術はもともと電磁波兵器として開発されたと指摘する記事も。
 ミリ波については「人間の皮膚の数ミリ以内及び角膜の表面層でほとんど吸収され、末梢神経系、免疫系、心血管系などに有害な生理学的影響をもたらす」「生殖能力、脳、心臓機能、遺伝子にも作用を与える」と警鐘を鳴らす専門家が少なくない。電磁波による発がん性の恐れも指摘されている。
 ミリ波を使う5Gでは、100〜200メートルごとにアンテナを設置する必要があるという。そうなると、より強い電磁波を多く浴びることになる。5Gの電磁波の浸透力は強く、ビルの壁などもすり抜ける。5G用の通信衛星が地上の基地局に送電すると、いやおうなしに人間や動物に降り注ぐ。
 なかには、5Gの電磁波で昆虫が絶滅し、環境にも悪影響をもたらすと指摘する専門家も。これらの警告が杞憂に終わればいいのだが、もしも将来的にこれらの警告が現実になったらと思うと、背筋が寒くなる。
(史)
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