人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

発射どきどき水ロケット(水沢Z分団が定期活動)

投稿者 : 
tanko 2020-7-7 10:30

写真=お手製のロケットを打ち上げる団員

 日本宇宙少年団水沢Z分団(亀谷收分団長、団員40人)の本年度第3回定例活動は5日、胆沢総合体育館と胆沢陸上競技場で開かれた。団員たちは「ペットボトルで水ロケットを作る」と題し、空気圧で発射するロケットを製作し、威勢よく空に打ち上げた。
 本年度は市内を中心に一関市、平泉町、盛岡市から団員が加入している。同日の活動には、小学1年から高校2年まで25人が参加した。
 参加団員たちは、体育館で家族と協力してロケットを製作。ペットボトルの胴体に紙パックの翼を装着し、ビニールテープやペンで装飾し完成させた。
 水ロケットは、水を入れたペットボトルの内部に自転車の空気入れて圧力をかけ、引き金の役目を果たすレバーで発射させる仕組み。打ち上げへわくわく顔で競技場に集まった団員たちは、力作のロケットが水を噴射して空へと吸い込まれていくと、「やった」「すごい」と喜んでいた。
 本年度から入団した市立常盤小2年の吉田蒼さん(7)は、ビニールテープで星とハートの形をデザインしたロケットを作った。「発射するまでどきどきして、水しぶきが出た途端に目を閉じてしまった。初めて作ったけど面白かった」と目を輝かせた。
 亀谷分団長(63)は、子どもたちに伝わるように物理法則を教えることを心掛けており、「少しでも科学に関心を持ってもらえたら」と期待を込めている。
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