人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

水星目指す日欧の探査機「ベピコロンボ」(酒井栄さん撮影成功)

投稿者 : 
tanko 2020-4-14 17:50

写真=酒井栄さんが撮影した水星探査機「ベピコロンボ」の軌跡(矢印部分、10日午後8時7分ごろ)

 NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター理事の酒井栄さん(67)=水沢東大通り=はこのほど、日本とヨーロッパの水星探査機「ベピコロンボ」の撮影に挑み成功した。
 「ベピコロンボ」は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)による大規模国際協力ミッション。JAXAが開発した磁気圏探査機「みお」と、ESAが開発した表面探査機「MPO」の2機を水星周回軌道に送り込む。
 2018(平成30)年10月、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げ。2機の探査機は、イオンエンジンを搭載した「航行用モジュール」に合体した状態で水星を目指している。
 探査機は燃料節約のため、地球や金星、水星の重力を利用して航行する「スイングバイ」を9回繰り返す。日本時間の今月10日、1回目のスイングバイが行われた。酒井さんは、JAXAなどが呼び掛けた観測キャンペーンに参加し、見事水星を目指す「ベピコロンボ」の撮影に成功した。
 JAXAによると、探査機が水星の周回軌道に投入されるのは2025年12月の予定という。
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