人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

江刺工業団地企業誘致推進委員会が本年度総会

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tanko 2013-5-15 11:00

 江刺工業団地企業誘致推進委員会(会長・小沢昌記市長)は14日、江刺区内のホテルで本年度総会を開き、自動車関連産業を中心とした設備投資動向調査の実施を盛り込んだ事業計画など議案4件を承認した。
 同推進委は、江刺区岩谷堂地内の江刺中核工業団地、江刺フロンティアパークの両団地を開発・所有する中小企業基盤整備機構東北本部や県、奥州商工会議所、金融機関などで構成。両団地への企業誘致活動の積極的な推進を目指している。
 市は本年度、企業立地推進室専任職員を1人増員し3人体制に拡充。既立地企業に対するフォローアップを充実させるほか、市町村サテライトオフィス東京を活用し、首都圏での企業誘致活動を積極展開。既立地企業の本社・親会社に対するきめ細かい対応も継続していく。
 県外企業の誘致では、自動車や半導体を中心に次世代エネルギーや食品、医療・医療機器・健康関連の企業に重点を置く。特にも自動車関連は、昨年のトヨタ自動車東日本発足や自動車用電装部品メーカー最大手デンソーの子会社が金ケ崎町に進出するなど、引き続き集積が期待されている。動向調査では、東北地方への進出意向や立地条件に対する希望など情報収集に取り組む。
 議案審議の中で、県商工労働観光部企業立地推進課の飛鳥川和彦統括課長が「ILC(国際リニアコライダー)の東北誘致が決まれば、県や関係機関とタイアップしながらタイムリーに情報発信していくことで企業誘致につながっていくのでは」と提案。小沢市長は「ILCの東北立地は、工業団地の販売にも大きな弾みになる。状況を踏まえながら、できるところはしっかり対応していきたい」とした。
写真=本年度事業計画などを決めた江刺工業団地企業誘致推進委員会総会
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