人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

太陽系外で誕生の恒星間天体 ボリソフ彗星を撮影(水沢の酒井さん)

投稿者 : 
tanko 2020-1-5 13:10

写真=酒井栄さんが撮影したボリソフ彗星。目印の白い縦線と横線を延長していき交差した部分に、ぼんやりと見える

 太陽系の外から飛来した彗星「ボリソフ彗星」の撮影に、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター理事の酒井栄さん(66)=奥州市水沢東大通り=が成功した。太陽系の外で誕生したとみられる同彗星は、再び太陽系の外へと旅立っていく。
 2018年12月に、クリミアのアマチュア天文家ゲナディ・ボリソフ氏が発見した「恒星間天体(恒星などの天体に重力的に束縛されず、銀河系内を公転している天体)」の一つ。太陽の重力に束縛されない軌道を移動している彗星で、太陽に近づいた後は、再び太陽系の外へ飛び出し、二度と戻ってこない。現在確認されている恒星間天体はボリソフ彗星と、2017年10月に発見された小惑星「オウムアムア」の二つだけ。
 ボリソフ彗星は、日本時間の昨年12月8日深夜に太陽に最接近した。ただ、最接近時の太陽までの距離は約3億kmで、火星の公転軌道よりも外側。地球には同28日に最接近しているが、やはり距離は約3億kmも離れた場所だ。現在は太陽や地球から離れ、太陽系の外へと向かっている。
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