人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

誘致運動・理解形成  あの手この手

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tanko 2013-5-6 20:00
 国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地一本化が、7月下旬に迫っていることを受け、誘致関係団体は、一般市民を巻き込んだ取り組みを通じ、機運醸成を図っている。
 市国際リニアコライダー推進連絡協議会(会長・小沢昌記市長)は5日までに、車両用のPRステッカー6000枚を製作。1枚100円で販売を始めている。
 「国際リニアコライダーを東北に!」と記されたステッカーは縦10cm、横30cm。住民や事業所が所有する車のボディーに張り付けてもらう。
 在庫があれば誰でも購入可能。希望者は奥州商工会議所指導課(電話0197-24-3141)に連絡する。
 一方、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(大江昌嗣理事長)は、市民向けILC学習ツアーを企画。今月�~日から1泊2日の日程で、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)や、JAXA筑波宇宙センターなどを見学する。市民であれば年齢を問わず参加できる。締め切りは15日で、費用は一律1万9500円。
 KEKはILC関連装置の開発拠点で、これまでも誘致団体の関係者が相次いで視察。しかし、子どもを含めた一般市民を広く対象にしたツアーは初めてだ。
 当日は午前6時に水沢区内を出発。貸し切りバスでつくば市に向かう。翌26日は観光メニューとなっており、Aコース(浅草)とBコース(日本科学未来館)を選択できる。水沢到着は同日午後8時半ごろを予定。事前にツアー説明会が20日午後2時から、水沢区の奥州宇宙遊学館で開かれる。
 詳細は同館(電話0197-24-2020)またはホープラザ奥州(電話0197-23-8011)へ。

写真=市国際リニアコライダー推進連絡協議会が製作したILC東北誘致のPRステッカー
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