人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

観測成果、ユーモア交え(水沢VLBI観測所の本間所長が盛岡で講演)

投稿者 : 
tanko 2019-10-3 10:20

写真=ブラックホールの姿を分かりやすく解説する本間希樹所長(盛岡タイムス社提供)

 東北経済連合会(海輪誠会長、東経連)は1日、県商工会議所連合会と共催で、「東経連フォーラムin岩手」を盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開いた。水沢の国立天文台水沢VLBI(超長基線電波干渉計)観測所の本間希樹所長が「人類が初めて目にしたブラックホールの姿」と題して講演し、県内外の企業関係者ら約140人が耳を傾けた。
 電波天文学が専門の本間所長は、主に銀河系構造やブラックホール研究を続けている。世界で初めて巨大ブラックホールとその影の撮影に成功した、国際共同研究プロジェクトのイベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)の日本チーム代表として活躍。世界各地の電波望遠鏡を組み合わせた地球規模の仮想的な望遠鏡で、2年の歳月をかけて観測した。
 本間所長は、ブラックホールのイメージ映像などを使いながら「光は通常、直線で見えるが、ブラックホールの周辺ではまっすぐに進まず、光が曲がるため黒い影が見える。画像解析は慎重に行われ、手法が違っても結果が同じになる再現性が求められた」と解説した。
 また、ブラックホールを「いくら飲んでもはくことはない、究極の呑兵衛(のんべえ)」とユーモアあふれる言葉で表現する場面も。奥州市でブラックホールにちなんだ菓子や料理が登場した話題などを紹介し、出席者を飽きさせず宇宙の神秘を伝えた。
 フォーラムではその他、東経連と公益財団法人東北活性化研究センターが活動を紹介した。
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