人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

教育、看護の人材育成も 大学連携の可能性示す(岩手県のILC課長が私見)

投稿者 : 
tanko 2019-8-9 18:00

写真=講演する県ILC推進局の重浩一郎特命課長

 岩手県ILC推進局事業推進課の重(しげ)浩一郎特命課長は8日、奥州市役所江刺総合支所で開かれた同市ILC推進連絡協議会(会長・小沢昌記市長)総会後の講演会で直近のILC(国際リニアコライダー)を巡る動向を解説。地元大学との連携の在り方に関する聴講者からの質問に、「外国人研究者や家族の受け入れに関連した部分で、教育や看護の面での人材を育成できる可能性があるかもしれない」と私見を示した。
(児玉直人)

 素粒子物理学の国際研究施設として、本県南部から宮城県気仙沼市にかけての北上山地が建設有力候補地となっているILC。誘致実現に向け、産学官の連携によるさまざまな取り組みが進んでいる。
 この日の講演で重特命課長は、直近のILCを巡る動向などを説明。奥州市がすでに策定した「ILCビジョン」を示しながら「市と県との取り組みを連動させていきたい。現状では、いつ、何が、どうなるといった明確な期日を示すことはできないが、一歩一歩前に進んでいることは確かだ」と述べた。
 岩手大学や県立大学との連携に関しての質問には、「ILCそのものについては岩手大学の理工学部が取り組んでいるが、例えば岩手大の教育学部や県立大の看護学部のように、さまざまな学部でILCに関連した人材を育成できる可能性はあるだろう」との見方を示した。
 講演前の同連絡協総会では、本年度事業計画などを原案通り承認した。官民合わせ市内64団体で構成する同連絡協は、予算は持たず加盟各団体が誘致活動に関する情報を共有し、ILC普及活動や誘致機運の醸成など、必要な取り組みを企画している。
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