人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

都内で集会、開催提案 (東北ILC推進協総会で達増知事)

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tanko 2013-4-27 5:30
 【仙台市=児玉直人】 達増拓也知事は26日、仙台市内で開かれた東北ILC推進協議会(代表・里見進東北大学総長、高橋宏明東北経済連合会会長、会員82団体)の総会で、国際リニアコライダー(ILC)の誘致集会を東京都内で開催することを提案。開催時期などの詳細を里見、高橋両代表に一任する形で了承された。達増知事は「7月下旬にも国内候補地が一本化されることから、できるだけ早い時期に実施できれば」と話している。

 仙台市内のホテルで開かれた同協議会総会には達増知事のほか、宮城県の村井嘉浩知事、奥州市の小沢昌記市長ら産学官団体の関係者102人が出席。
 議事に先立ち里見代表は、国内候補地の北上山地と脊振山地(九州北部)の絞り込みが7月に迫る状況に触れながら「北上山地は地盤などのハード面での優位はもちろん、脊振に比べ弱いとされてきた都市機能の面でも、仙台や盛岡の活用などで十分対応できると確信している。楽観は禁物だが、自信を持って一本化を待ちたい」と述べた。
 本年度事業として、中高生向けの科学技術講座の開催や候補地である北上山地の現地視察会を予定。ただ、候補地一本化という重要な節目を迎えるため、動向を見極めながら必要な事業や対応を随時協議していくことを確認した。
 議事終了後、達増知事が国内誘致を広くアピールする上で、東京都内での集会開催を提案。村井知事も「プロジェクトの重要性を発信する上で意義がある」と賛同した。具体的な日程や集会の開催方法については里見、高橋両代表に一任する形で総会の承認を取り付けた。
 達増知事は取材に対し「世界のどこかにILCを造らなければいけない。日本全体での盛り上が必要で、その雰囲気づくりを東北から促したい」と話した。
 ILC建設に向けた動きは、7月の参院選後ともされる国内候補地一本化を受け一層活発化。東北、九州とも誘致活動に熱が帯びている。
 建設候補地はスイスや米国など海外にもあるが、計画を推進する国内外の素粒子物理学者の間では日本建設に期待する声が高まっている。関係者の中には7月の国内候補一本化が事実上の建設地決定になるとの見方もあり、国内両候補地の地元では、政府の正式な誘致表明を求める要望活動が頻繁に行われている。

写真=東北ILC推進協総会で東京都内での集会開催を提案する達増拓也知事(左)
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