人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

2中学校前にILCのPR看板(奥州市議会議連と市が連携し設置)

投稿者 : 
tanko 2019-2-2 9:50
 奥州市議会の国際リニアコライダー(ILC)誘致推進議員連盟(渡辺忠会長)と市は2月1日、市立水沢中学校体育館北側にILC誘致への機運を高めるPR看板を設置した。1月28日には市立江刺第一中学校前にも同様の看板を設置。それぞれ、各校の美術部員がILCと地域とのつながりを意識したデザインとなっている。
 同議連では、北上山地へのILC誘致実現を推進する一環として、市内各中学校の協力を得たPR看板の設置活動を展開。もともとは、一昨年に開校した胆沢中学校の建設工事中、現場を囲っていたフェンスを活用した取り組みとしてスタートし、その後、各中学校の敷地や交通量の多い道路沿いに看板を設置している。水沢中、江刺一中のほか、今後設置する市立水沢南中を含め、予定していた全9カ所の設置が年度内に完了する。
 水沢中は日高火防祭や水沢3偉人などとともに、粒子衝突をイメージしたデザインを施した。江刺一中は郷土芸能の鹿踊りとILCの完成予想図を配した。
 除幕式には、同校美術部の3年生7人と同議連役員の市議らが出席。佐藤郁夫副会長は「3月7日までに日本政府が結論を示す必要があるとされており、今は一番の正念場。そんなときに素晴らしい絵を描いてくれて感謝している。ILCを多くの人たちに知ってもらい、何とか誘致につなげたい」と意欲を示していた。
 奥州市や一関市などのILC議連では今月中旬、国会のILC議連会長である河村建夫氏(衆院山口3区)ら関係者の元を訪れ、誘致実現を働きかける要望活動を予定しているという。

写真上=水沢中学校北側に設置されたPR看板
写真下=江刺第一中の美術部生徒たちによる看板
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