人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

1位は震災などの自然災害96票 ILCは4位で9票 (高校生の印象に残る出来事)

投稿者 : 
tanko 2019-1-8 16:00
連載《「平成」の時代 節目の30年を振り返る》より

 「平成の時代」世論調査では一般市民のほかに、地元の高校生108人(2、3年)にも調査用紙に記入してもらった。質問項目は一般市民とほぼ同じ。昭和と平成を生きてきた中高年世代は、両方の時代と比べることができるが、平成の真っただ中に生まれ、次代を担う若き高校生の考えはひと味もふた味も違って興味深い。
 「平成で印象に残る出来事」(複数回答可)で最も多かったのは「東日本大震災など自然災害」が96票、2位は「平成の市町村合併・奥州市の誕生」で16票、3位が「胆沢の3中学校の統合」13票だった。
 圧倒的数字を示した自然災害だが、96票のうち88票が「東日本大震災」(平成23年3月)と記入。他の災害として「岩手・宮城内陸地震」(平成20年6月)の回答も。沿岸部を大津波が襲った東日本大震災発生時、回答した高校生たちは小学3、4年生だった。内陸部でも大きな揺れがあり、そして停電。ライフラインが途絶えた中で相次ぐ余震に恐怖を覚えたに違いない。
 記憶から消せない大震災だが、「被災地の早期復興を」「何とか乗り越えることができた」「絆が強まった」など前向きな意見は、へこたれない高校生らしさを感じるし、これからの時代に向け期待感を抱くことができる。

合併に意見も

 2位は「市町村合併」。高校生たちが合併に関心を向けている。合併をスケールメリットとしてとらえているようだが、男子生徒からは「2市2町1村が一緒になって奥州市が誕生し、胆江地域内のつながりが深まった一方で、地域格差が目立った」との意見も。
 また「合併」の回答としてカウントしなかったが、印象的なこととして奥州市の「区の削除(廃止)」を挙げた回答が7票あったことも興味深い。
 回答した奥州市の高校生たちは、物心ついたころから住所には当たり前に「区」が付いていた。が、昨年4月に地域自治区が廃止され「区」が削除されたことに、ちょっとした違和感を持っているのではなかろうか。
 4位以下は「ILC(国際リニアコライダー)候補地・誘致活動」9票、「大谷翔平選手の活躍(プロ入り、メジャー移籍新人王獲得など)」6票、「少子高齢化、人口減の影響」6票など。
 人口減の影響に関しては、高校の定員割れや統廃合を課題として記している生徒も。高校生の生活にも影響してくるこの地域の問題だけに、少なからず関心を持っていることも調査で分かった。
 このほか「岩手国体」「インターハイ開催」「マラソン大会の統合」など、スポーツ関係の項目が目立つのも高校生らしい。
 「平成を象徴する郷土ゆかりの人物」は、やはり「大谷翔平」が圧倒的で95票。次いで「久慈暁子」(フジテレビアナウンサー)8票、「桑島法子」(声優)2票、「小沢一郎」(政治家)2票となっている。
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