人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC誘致 日本主導で国際協議を(東北推進協が自民党、関係省庁に要望)

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tanko 2018-12-23 13:55
 東北ILC推進協議会の高橋宏明代表(東北経済連合会名誉会長)らは21日、東京都千代田区の自民党本部を訪れ、素粒子実験施設ILC(国際リニアコライダー)の日本誘致に向けた国際協議を日本主導で速やかに開始することなどを求める要望書を、加藤勝信・党総務会長(衆院岡山5区)に提出した。

 訪問したのは高橋代表のほか、同推進協理事を務める達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事、参与を務める小沢昌記奥州市長、勝部修一関市長ら。ILCの誘致を推進したい研究者側は、ヨーロッパの次期素粒子物理学計画の策定スケジュールとの関係上、いち早く日本政府の前向きな意思表示が必要と強調。要望では、速やかに日本主導で国際協議を開始するよう求めたほか、震災復興や成長戦略、地方創生などの柱にもILCプロジェクトを位置付けるよう訴えた。
 ILCを巡っては、今月19日に日本学術会議(山極寿一会長)が文部科学省からの審議依頼に対する回答を提出。科学的意義は認めながらも、現状で提示されている計画内容や準備状況から判断し、「日本に誘致することを支持するに至らない」として、政府における誘致意思表明に関する判断は「慎重になされるべきだ」との所見をまとめた。
 誘致推進派の関係者は、ILCの科学的意義について認められていることを重視。公式な国際協議の場をまずは設けた上で、学術会議などが指摘する諸課題や国民理解などの対応に努めていく姿勢を示している。
 21日は内閣府や文部科学省にも要望書を提出した。

写真=ILC誘致につながる国際協議の早期開始などを求めた東北ILC推進協の関係者ら(奥州市ILC推進室提供)
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