人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市西部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ヒラメの目(記者コラム「遠近両用」より)

投稿者 : 
tanko 2018-11-18 11:00
 「ヒラメの目をタイの目にすることはできない」。水沢三偉人の一人、後藤新平の名言の一つだ。当時の台湾統治の任を命じられた後藤は、生物学の原則に基づき展開したという。現地の実情や人々に根付いた習慣、制度を無理やりに変えるのは逆効果という考えだ。
 ここに来て推進、慎重の議論が熱を帯びている国際リニアコライダー(ILC)計画。その進め方は、諸条件の解決や合意形成を整えた上で実行する日本型の方法ではなく、実行しながら問題点に対処し、困難だったらいつでも止めるというスタイル。諸外国では当たり前の方法なのだと同計画の中枢にいる研究者は語った。
 日本の常識は世界の非常識とも言われる。だが、染みついてしまった感覚をすぐに切り替えるのには、どうしても理解構築のための丁寧なプロセスと時間が必要だ。(児玉直人)
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