岩手県奥州市・金ケ崎町をエリアとした地域新聞社による国際リニアコライダー(ILC)関連記事を掲載。 奥州市東部の北上山地は、現時点における世界唯一のILC候補地に選定されました。当サイトにはILCをはじめ、理系分野やILCに関連性のある地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)についての記事を随時アップします。

空き家対策やILCめぐり議論を交わす(金ケ崎町議会・決算特別委)

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tanko 2018-9-13 12:40
 金ケ崎町議会9月定例会・決算審査特別委員会(千田力委員長)は12日、2017(平成29)年度一般会計決算の第2区分(議会費・総務費・民生費)と第3区分(衛生費・労働費・農林水産業費)について審査。空き家対策や防災、国際リニアコライダー(ILC)誘致などについて、議論を交わした。
 空き家対策については、及川みどり氏が質問。同町では昨年度、空家等対策計画(2018〜2021年度)を策定しており、「空き家の発生抑制」「空き家の利活用促進」「空き家の適正管理の促進」「危険空き家の抑制・解消」を基本方針に、ふるさと納税を活用した空き家管理など具体的な対応策を盛り込んでいる。
 計画に基づいた具体対応について、千田美裕総合政策課長は「空き家バンクへの登録を促しているほか、町民からの情報提供を受け、現地確認の上で所有者に連絡するなどしている」と説明。及川氏が主張した、農業振興地域など宅地の確保が難しい地域における敷地面積の広い農家空き家の分譲地化など、民間連携による利活用促進については、「町内事業者でも空き家への関心があるところがあり、話し合いながら検討したい」と答えた。
 全国的に大雨などによる災害が発生する中で、ため池ハザードマップ作成に関連し、使われていないため池の有無やハザードマップの内容周知などについて、阿部隆一氏や千葉良作氏が質問。阿部一之農林課長は「町内のため池は個人管理も含め32カ所。このうち使われていないのは永沢に1カ所あるが、今後行うほ場整備で壊す予定になっている」と説明した。
 同町では昨年度、水防法の改正に伴い「想定しうる最大規模の降雨」による北上川の浸水被害に対応する「町防災マップ」を作製。災害時に周辺への被害を及ぼす可能性がある防災重点ため池である▽千貫石ため池▽橇引沢ため池▽高谷野ため池▽入道森2、3ため池――の決壊時の最大浸水深を表示したハザードマップとの両面印刷になっており、全戸配布されている。
 町は本年度、生活圏ごとに自主防災組織のリーダーを対象とした研修会を実施。鈴木敏郎生活環境課長は「自治会や自主防災組織で集まった際に話題とし、共通理解を深めてほしい」と行政による啓発だけでなく住民の主体的な防災意識高揚を求めた。
 北上山地が有力候補地の素粒子実験施設・ILCについて千葉氏は、一関市を拠点とする市民団体が同市に対し質問状を提出したことを踏まえ、市民団体が懸念しているような建設に伴うデメリットの説明について、町としての対応を問いただした。
 千田総合政策課長は「町ではILCへの理解を深めるため、小学校での出前授業を実施している。(市民団体の質問状は)負の面もあることをしっかり啓発していくべきだという趣旨ととらえている。政府による国内誘致の表明後には、環境や放射能管理について説明していく必要があると考えている」と答えた。
 13日は一般会計決算の第4区分(商工費・土木費・消防費)の審査で再開する。
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