人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC誘致を後押し(奥州市立5図書館 連携し巡回展)

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tanko 2018-9-7 18:20
 奥州市立図書館と市ILC推進室がスクラムを組み、国際リニアコライダー(ILC)誘致の機運を高める企画展が6日、水沢佐倉河の市立水沢図書館を皮切りに始まった。市内の5図書館が共通のテーマを設け、市全域を巡回する初めての試み。蔵書と関連資料を交え、ILCの誘致実現を応援しながら図書館利用の促進にもつなげる。11月24日まで。
 市町村合併から12年が経過し、読書推進の分野でも「オール奥州」での取り組みが求められている。水沢図書館の佐藤良館長は「巡回展示を最初の一歩とし、相互の連携を強めたい」と話す。
 市立図書館連携企画展の第1弾は、政府の最終判断が迫る「ILC」をテーマに取り上げ、児童書や科学雑誌、ベストセラー小説など関連80冊を展示。解説パネルとPR映像も交え「ILCは長さ約30kmの加速器。新しい発見や産業の創出など多くの可能性がある」などとアピールしている。
 各館の展示スケジュールは▽水沢(6〜18日)▽胆沢(20〜30日)▽前沢(10月4〜16日)▽江刺(同18〜30日)▽衣川(11月1〜13日)▽水沢(同15〜24日)――を予定。11月24日には、ILC誘致の最新情報を盛り込んだ講演会が水沢図書館で開催される。

写真=「ILC応援」をテーマにした市立図書館連携企画展(水沢図書館)
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