人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC誘致 首相に要望(国会議連メンバー)

投稿者 : 
tanko 2018-7-8 8:30
 超党派国会議員で組織するリニアコライダー国際研究所建設推進議連の河村建夫会長(衆院山口3区)らはこのほど、北上山地が有力候補地となっている素粒子実験施設・国際リニアコライダー(ILC)を巡る情勢について安倍晋三首相に報告し、国内誘致実現を要望した。同議連副会長の鈴木俊一五輪相(衆院岩手2区)が、自身の公式ホームページやフェイスブックで明らかにした。
 要望には河村会長、鈴木五輪相のほか、塩谷立議連幹事長(衆院静岡8区)、小野寺五典防衛相(衆院宮城6区)、高橋宏明・東北ILC推進協議会代表、西岡喬・先端加速器科学技術推進協議会会長、山下了・東京大学特任教授らも同席した。
 河村会長らは、前岩手県知事の増田寛也氏が発起人となり、財界人や文化人らが参画する「ILC100人委員会」が設立されたことなどを報告。ILCの日本誘致に向けた関係者の機運の高まりを伝えたとみられる。
 ILC議連の塩谷幹事長は、先月下旬に都内で行われた100人委員会設立記念式典のあいさつで、今月中旬に予定される安倍首相の欧州・中東歴訪を前に「マクロン仏大統領との会談でILCを話題にするよう働き掛けたい」と述べ、首相にILCを巡る動向を伝える意向を明らかにしていた。
トラックバックpingアドレス http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/tb.php/742

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動