人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILCの周辺地域構想 奥州商工会議所常議員総会で説明

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tanko 2018-3-30 10:00
 国際リニアコライダー(ILC)建設候補地の北上山地周辺の受け入れ態勢などをまとめた東北ILC推進協議会のマスタープラン概要版(26日公表)が、29日の奥州商工会議所通常議員総会で説明され、認識を共有した。
 概要版では、研究の効率性や既存市街地との近接性からメインキャンパスを「一関市」または「奥州市」と想定。メインキャンパスを中心にした比較的広範囲の市町村を、活発なイノベーション(技術革新)を誘発させるための「先端産業集積拠点」や、来訪者が集中する「地域交流機能拠点」にする構想を描く。
 概要版を説明した市ILC推進室の千田良和室長は「既に国同士の非公式協議が始まっている。今年は勝負の年、というのが関係者の共通認識。市としても力強く取り組む考えを持っている」と話した。
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