人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

「均衡発展」へ決意 前市議の佐藤邦夫氏(奥州市長選・出馬を正式表明)

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tanko 2018-1-14 10:50
 前奥州市議の佐藤邦夫氏(70)は13日、任期満了に伴い2月25日に告示される市長選に出馬することを正式表明した。「奥州は一つ」として「五つの地域の均衡ある発展」を掲げ、地域の活力による市の再生などを目指すと決意を述べた。
 江刺区の岩谷堂地区センターで会見。今月12日に議員辞職しており、無所属での立候補を見込む。
 現市政に対する住民訴訟や市議会の百条委員会設置という事態、住民による市町村合併への否定的評価、新市立病院建設の在り方の再検討が必要との考えから出馬を決めたという。法令順守と透明・公平・公正な市政運営を目指すとし、「明るく元気で楽しい奥州市」をキャッチフレーズに掲げた。
 地域の均衡ある発展に関っては、地域の活力をよみがえらせる施策が必要と強調。▽少子人口減対策の強化と若者の集うまちづくり(子育て世代の支援強化など)▽県南の中心都市の実現(県南広域振興局との連携強化、ILC立地促進など)▽各総合支所の自由度の拡大(権限委譲と財源配分など)▽財政の健全化(プライマリーバランスの大幅黒字化など)――を挙げた。企業誘致やふるさと納税のPRなどで「トップセールスに飛び回る」とも述べた。
 新市立病院建設については、市民が安心できる医療を提供するために、県や市、3師会など各関係者により「地域医療構想の練り直しから始め、その上で新病院建設の在り方を市民と話し合うことが必要」とした。
 市長選にはこれまでに、3選を目指す現職の小沢昌記氏(59)=水沢区東町、前市議の佐藤洋氏(63)=同区東大通り=が出馬を表明しており、三つどもえの争いとなる公算だ。

 佐藤 邦夫氏(さとう・くにお) 早稲田大大学院公共経営研究科修了。1999(平成11)年から旧江刺市議を2期、奥州市発足に伴う2006年の市議選に当選し3期。全国マニフェスト推進地方議会議員連盟共同代表、奥州市監査委員、議会改革検討委員会委員長などを務めた。江刺区愛宕字酉丸。

写真=市長選への出馬を表明する佐藤邦夫氏
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