人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

合併5年、新たな飛躍を ILC誘致や組織強化など推進(奥州商工会議所)

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tanko 2013-3-29 5:20
 奥州商工会議所(千葉龍二郎会頭、会員137人)の本年度通常議員総会は29日、水沢区のリサージュ四季の抄で開かれ、2013(平成25)年度事業計画や収支予算など議案4件を原案通り承認した。合併から5年目となる新年度は「地域力向上で新たなる飛躍」をテーマに、国際リニアコライダー(ILC)誘致活動や地域振興対策の推進、組織強化などを積極的に取り組んでいく。
 本人、委任状合わせ118人が出席。議事に先立ち千葉会頭は「当地方一番の関心事はILC。地域発展、震災復興を手助けできる施設を目指している。会議所としては、会員事業所や地域経済の発展のために、われわれの担う役割の重要性を踏まえ対応していきたい」とあいさつした。
 新年度は▽ILC誘致活動▽中小企業経営支援事業▽地域振興、観光振興――の推進や、組織強化と財政基盤の確立、市内商工団体の完全合併推進など9点を重点項目に掲げる。
 地域振興対策では、ILC誘致促進や胆沢ダム完成に伴う観光対策事業の推進、ご当地ナンバー「平泉」実現へ向けた啓発活動などに取り組む。自動車の平泉ナンバーは2014年度の交付が予定されており、ことしは原付きバイクなどのデザイン統一作業に着手するという。
 震災対策として災害特別相談窓口を設置。経営支援では、消費税の動向をみながら各支援制度や税制改正などの周知活用も進めていく。任期満了に伴う議員選挙の実施、水沢・江刺・胆沢・衣川各地域の主要イベント内容と開催時期も確認した。
 2013年度一般会計・特別会計収支予算は、収入支出それぞれ2億8780万円とした。
 総会に先立ち、本年度実施したILC誘致関連活動の内容や、事業復興型雇用創出助成金の紹介、7月に本県で開催される「全国商工会議所観光振興大会2013inいわて」の概要などについて報告された。

写真=新年度事業計画などを決めた奥州商工会議所通常議員総会
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