人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC岩手・宮城両県議連 早期実現求め要望(官房長官ら国政関係者に)

投稿者 : 
tanko 2017-12-19 10:30
 岩手、宮城両県議会議員でつくる国際リニアコライダー(ILC)建設実現議員連盟は18日、菅義偉官房長官をはじめ国政関係者らの元を訪ね、ILCの早期実現を求める要望活動を実施した。
 同議連は、岩手県議会のILC建設実現議連(会長・佐々木順一議長、議員47人全員で構成)と、宮城県議会のILC誘致議連(同・中島源陽議長、議員58人中50人で構成)のメンバー97人で構成。佐々木、中島両議長が共同代表を務める。
 結成後初の活動には、15人(うち岩手県議会7人)が参加。ILCを推進する研究者の立場から、東京大学の山下了特任教授も同行し、菅官房長官や大島理森衆議院議長、河村建夫・ILC国会議連会長、塩谷立・同議連幹事長、丹羽秀樹文科副大臣を訪ねた。
 両県議会ILC議連理事の飯沢匡氏(一関選挙区)によると、菅官房長官からは「内容はよく分かっている」との返答はあったが、誘致実現に関する政府の具体的な動きなどには特に触れなかった。ただ「以前はよく要望に訪れていた九州関係者が最近はあまり来なくなった」と話していた。
 大島議長からは、両県の議会が結束して議連を立ち上げたことを評価する声があったほか、ホスト国になり得る日本とILC参加予定国との国際交渉はかなりシビアなものになるのではとの見方が示されたという。
 河村会長からは、年明けに予定している訪欧活動など国会議連の動きについて説明があり、「しっかりやっていきたい」と述べたという。
 飯沢氏は今後の両県議連活動について「来年2月の定例会後には、東北経済連合会(東経連)を交えた勉強会なども予定している」と話した。
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