人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC候補地の地元・岩手3区 小沢氏17選、藤原氏も復活し3選

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tanko 2017-10-24 19:40
 第48回衆院選は22日に投票が行われ、即日開票の結果、岩手3区は無所属の前職小沢一郎氏(75)が自民党の前職藤原崇氏(34)に3万3658票差をつけて一騎打ちを制し、17選を果たした。共産党や社民党、連合の協力を受け、安倍政権に対する批判票の受け皿を一手に担えたことで、追う藤原氏を引き離した。一方、比例代表東北ブロック(定数13)は23日朝までに確定し、重複立候補していた藤原氏が前々回、前回選に続き復活当選し、3選を果たした。


 3区の開票結果は、小沢氏13万229票、藤原氏9万6571票。投票日当日の有権者数は38万9315人(男18万6789人、女20万2526人)で、投票率は60.30%だった。
 岩手県内小選挙区は、選挙区割りの見直しにより、選挙区の数が4から3に変更。新しい岩手3区は、旧4区の奥州市、金ケ崎町、北上市、花巻市、西和賀町に、旧3区を構成していた一関市と平泉町が加わり、7市町となった。
 3区を構成する7市町のうち、小沢氏の得票が藤原氏を上回ったのは奥州市、金ケ崎町、花巻市、北上市、一関市、平泉町の6市町。お膝元の胆江2市町では、前回選の得票差から1793票広がった。一方、藤原氏の得票数が上回ったのは、出身地の西和賀町のみだった。
 小沢氏、藤原氏の両陣営とも、新たな選挙区になった一関市と平泉町での支持動向をつかみかねていたが、両市町を合わせた得票率は小沢氏57.3%、藤原氏39.6%。小沢氏が中選挙区時代の支持層を足掛かりに得票を伸ばし、共産票も加えた。
 今回選で小沢氏は、代表を務める自由党の公認候補が他党公認で立候補したことなどを理由に無所属で立候補した。安倍政権を批判し、小沢氏の自主的支援を決めた共産党は、市民と野党の共同による政治に変える「大義」のため、穀田恵二国対委員長や地元市議らが街頭に立って演説。党を挙げて小沢氏を推した格好だ。社民党、連合胆江が推す市議らも小沢陣営に加わった。
 藤原氏は、安倍首相や小泉進次郎・党筆頭副幹事長ら「大物弁士」も選挙区入りしながら懸命に集票。公明党の全面支援も受けた。政権与党の立場を強調して国際リニアコライダー(ILC)誘致やハード整備の推進を訴えた。若さもアピールし世代交代の必要性を説いたが、小沢氏の地盤を崩しきれなかった。藤原氏は小選挙区で小沢氏に敗れたものの、同ブロックの自民重複候補者の中では2番目に高い惜敗率74.15%で3選を果たした。


国民の生活第一へまい進(小沢一郎氏)
 ご支持をいただいた多くの皆さま、共闘をいただいた野党各党に御礼を申し上げたい。岩手の改革の政治に対する期待は、なお高いことを実感した。国民の生活が第一の政治実現へまい進してまいりたい。また、岩手の課題である震災からの復興、人口減少対策、ILCの実現等にこれまで以上に取り組んでいく。

 小沢 一郎氏(おざわ・いちろう) 水沢区出身。慶応大卒。1969年、衆院初当選。自治大臣、自民党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表、生活の党代表などを歴任。自由党代表。75歳。


ILC実現「官邸へしっかりと」(藤原崇氏)
 今日から3期目。地域の信頼を得られるよう、信任に恥じないようしっかり頑張りたい。やるべきことに前向きに取り組んでいく。従来取り組んできたことにギアを入れていくとともに、子育て世代として政策に幅を持たせていきたい。ILC実現に向け、与党議員の一員として機会あるごとにしっかりと官邸に要望していく。

 藤原 崇氏(ふじわら・たかし) 西和賀町出身。明治学院大学法科大学院修了。法律事務所勤務、参議院議員公設第一秘書を経て、2012年、衆院(比例)初当選。弁護士。自民党県3区支部長。34歳。


おことわり
 本紙では、衆院選岩手3区の結果を23日付、比例東北ブロックの結果を24日付紙面にてそれぞれ掲載。得票数や投票率は図表を用いて紹介しましたが、当サイトでは閲覧のしやすさに考慮し、双方の結果を集約するなど記事を再構成しました。合わせて、県外にお住いの方が多く閲覧されている状況にも配慮し、選挙区の構成市町村についても補足説明させていただきました。
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