人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

誘致計画をアピール(水沢郵便局ロビー一角でパネル展)

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tanko 2017-10-5 12:10
 北上山地への誘致が期待される国際リニアコライダー(ILC)のPRパネル展が、水沢区寺脇の水沢郵便局(中川等局長)で開かれている。今月20日まで。
 ILCは世界に1カ所だけ作られる素粒子物理学の国際研究所。江刺区東部を含む北上山地が最有力候補地で、これまでさまざまな形で市民向けの理解普及活動が展開されている。同局総務部の千田浩樹部長も講演会などに足を運んでいるというが、「一般にはなかなか難しい研究内容。候補地の地元であっても、まだよく分からない人が多いのでは」と、市ILC推進室の協力を得てパネルや関連パンフレットの提供を受けた。
 市立胆沢愛宕小学校で同推進室が実施した、ILC出前授業の児童の感想文も掲示。漫画や図説でILCの仕組みや研究意義を紹介する資料は自由に持ち帰ることができる。
 千田部長は「ILCが実現すれば、多くの外国人が生活すると言われており、われわれ郵便業務に携わる者も英語で対応するような場面も出てくるかもしれない。来局された市民の皆さんだけでなく、局社員もILCに理解を深める機会になれば」と話している。

写真=水沢郵便局ロビーで開かれているILCパネル展
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