人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

自動車関連重点に誘致 加速器関連も情報収集(江刺工業団地推進委)

投稿者 : 
tanko 2017-5-19 11:50
 江刺工業団地企業誘致推進委員会(会長・小沢昌記市長)は本年度、自動車関連企業を重点に誘致に取り組む。江刺フロンティアパーク=奥州市江刺区岩谷堂=は残り13区画9.1ha(分譲率58.58%)まで分譲が進んでおり、関係機関の連携による情報発信や企業訪問などで立地につなげる方針だ。
 自動車や半導体製造装置の関連企業を中心に動きが活発化し、2016(平成28)年度の市内企業立地は好調に推移した。同パークと同区愛宕地内の空き物件に計2社が新規立地。既存企業の事業拡大を合わせた同パークの分譲(賃貸含む)は4件と前年度ゼロから飛躍した。市内9工業団地のうち、現在分譲されているのは同パークのみ。
 同推進委は、市や県、中小企業基盤整備機構、金融機関や奥州商工会議所などで構成。本年度総会が17日、江刺区のホテルニュー江刺新館イーズで開かれ、事業計画などを決めた。
 本年度は、東北で集積が加速する自動車関連企業を誘致の主なターゲットに設定。首都圏のほか、自動車関連企業が集積する愛知県豊田市など三河地区を対象に各種情報誌掲載といった広報活動に取り組む。
 関係機関との連携による情報収集、既立地企業の本社・親会社などに対するフォローアップ活動も継続する。市主催「おうしゅう首都圏産業交流会」(東京都、10月)など各種イベントの開催・参加も予定。企業の設備投資動向の調査のほか、国際リニアコライダー(ILC)誘致実現に備え、加速器関連産業誘致に向けた情報収集なども計画に盛り込んだ。

写真=本年度事業計画などを決めた江刺工業団地企業誘致推進委員会
トラックバックpingアドレス http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/tb.php/609

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動