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“音楽の都”から世界最高峰の響き (金ケ崎中学校にウィーンの管楽器奏者)

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tanko 2017-4-28 20:00
 “音楽の都”として知られるオーストリアの首都、ウィーンを拠点に活動する5人の管楽器奏者が27日、金ケ崎町立金ケ崎中学校(遠藤宗俊校長、児童452人)を訪問。世界の音楽ファンをうならせる最高の響きを生徒や地域住民らの前で披露した。
 同校を訪れたのは、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のヘルベルト・マデルターナーさん(オーボエ)、ペーター・ロイットナーさん(クラリネット)、ヤン・ヤンコヴィッチさん(ホルン)と、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のマティアス・シュルツさん(フルート)、ウィーン交響楽団のリヒャルト・ガラーさん(ファゴット)。
 5人は、トヨタ自動車が実施している社会貢献活動事業「トヨタ・マスター・プレイヤーズ ウィーン」に参加するため来日。同事業のためだけに、ウィーンの名門オーケストラに所属する演奏家30人で編成された室内管弦楽団で、今月15日の大阪を皮切りに26日の仙台公演まで国内各地で演奏活動を繰り広げた。
 公演の合間を縫って、学校などへの訪問演奏も実施。金ケ崎中は、トヨタ自動車東日本岩手工場が近くにある縁もあって実現した。
 全校生徒や地域住民らが集まる体育館に姿を見せた5人は、息の合ったアンサンブルを披露。フルート奏者のシュルツさんが、曲の説明をしたり楽器の紹介をしたりして楽しませた。
 演奏のお礼に、同校応援団が和太鼓のパフォーマンス。質問コーナーでは、吹奏楽部の生徒たちを中心に「演奏会に臨むときに心掛けていることは」「どうしたら緊張しないで演奏できるか」などと尋ねた。シュルツさんは「練習をたっぷりすること。そして音楽をすることを喜び、そのことに感動することが大切だ」とアドバイスした。

写真=息の合ったアンサンブルを披露する5人の管楽器奏者たち
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