人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ものづくり人気!? 総定員上回る62人入学(県立産業技術短大水沢校)

投稿者 : 
tanko 2017-4-12 19:30

 奥州市水沢区佐倉河字東広町の県立産業技術短期大学校水沢校に本年度、開設3学科の総定員60人を上回る62人が入学。11日、同校で入学式が行われ、ものづくり業界の即戦力を目指した2年間の学生生活をスタートさせた。
 入学式で千葉則茂校長は「本校は今年で創立20周年を迎え、これまで技能五輪などさまざまな大会、コンテストで多くの賞を受けてきた。誇りをもって学んでもらい、明るい未来を切り開いてほしい」と式辞。入学生を代表し電気技術科の三浦大和さん(18)は「世界情勢は刻一刻と変化し、日本の産業界も多くの変化がある。岩手では自動車産業集積や国際リニアコライダー誘致を目指している中、チャレンジ精神を忘れずこれからの産業を支える技術者として成長していきたい」と決意を述べた。
 水沢校の本年度入学者は建築設備科25人、電気技術科20人、生産技術科17人の計62人。約6割が県南地域出身者で、奥州市出身が15人、金ケ崎町出身は2人だった。
 各学科の定員は20人だが、建築設備科は5人上回った。生産技術科では3人下回っているものの、在籍者が一桁台になる年度もあり、ここ数年の動向と比べれば多いという。同校は詳細な理由については把握できていないとしながら、各学科の課程に関係する職業への関心、理解が広がっているからではないかとみている。

写真=産業技術短期大学校水沢校の入学式。総定員を上回る62人が2年間のキャンパスライフをスタートさせた
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