人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

誘致活動、東北一丸で 知事会など26日に初の省庁要望

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tanko 2013-3-24 19:40
 素粒子物理学研究施設「国際リニアコライダー」(ILC)の北上山地誘致実現のため、北海道東北地方知事会や東北市長会などは26日、復興庁など関係省庁を訪問する。知事会や市長会など地方自治体トップの地域ブロック組織が一丸となってILCの誘致を省庁に働きかけるのは初めて。

 岩手、宮城両県は今月、県の担当者レベル連携組織「岩手・宮城ILC推進部会」を設置。さらに、佐々木博岩手県議会議長と中村功宮城県議会議長が、共同歩調で誘致を進めることを確認した。一連の動きの中では、東北全体で声を上げるべきだとの意見も出ていた。
 今回の要望には同知事会、同市長会のほか▽北海道・東北六県議会議長会▽東北市議会議長会▽北海道東北六県町村会協議会▽北海道、東北町村議会議長会▽東北ILC推進協議会――が名を連ねている。
 これまでもILC関連の省庁要望は繰り広げられているが、経済団体や各県レベルの動きにとどまっていた。今回、東北ブロックの自治体や議会関係の団体が共に行動することで、東北全体がILC誘致に向け結束している姿を示す狙いがある。誘致活動に携わる経済団体の関係者は「ILC計画は岩手や宮城、あるいは建設地周辺の自治体だけが頑張ればいいというレベルの事業ではない。建設に必要な資材供給一つをとってみても、東北やその周辺が協力しないと到底成し得ない」と、連携の重要性を強調する。
 当日は同知事会の代表として村井嘉浩宮城県知事、同市長会の代表として小沢昌記奥州市長と勝部修一関市長らが上京する。
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