人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILCの意義も再確認(水沢高校理数2年 米国研修終え市長報告)

投稿者 : 
tanko 2017-3-23 19:30
 米カリフォルニア州での海外研修を終えた県立水沢高校(安藤泰彦校長)理数科2年生の生徒たちは22日、市役所本庁に小沢昌記市長を訪ね、帰国を報告。現地では、素粒子物理学の実験施設も見学したといい、北上山地への誘致が期待されている国際リニアコライダー(ILC)とイメージを重ねながら「ILCの意義について深く考えることができる貴重な経験だった」と充実した研修を振り返った。
 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定を受ける同校初の海外研修で、理数科2年生11人が研修に臨んだ。先月20日に出国し、8日間の日程でSLAC(スラック)国立加速器研究所やカリフォルニア工科大学などを訪れ加速器の意義や建設地のまちづくりを身近に体感した。
 帰国報告には生徒5人が訪問。生徒たちは「岩手に住む私たちがILCについて学べたことは、意義のある経験だった」「研究員と間近に話をでき、誇りと楽しさを感じながら研究している人たちが素晴らしいと思った」などと充実した表情で研修を振り返った。
 「ILCは分野の広い研究。強い刺激となったのでは」と小沢市長。「さまざまなことにチャレンジし、諦めない心を持った人間に成長してほしい」とエールを送った。

写真=充実した研修を小沢昌記市長に報告する水沢高校の生徒
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