人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

ILC誘致活動へ決意(奥州市3月定例議会で小沢市長)

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tanko 2017-3-1 20:40
 奥州市議会3月定例会は28日、2017(平成29)年度の施政方針と教育行政方針に対する質問で再開した。北上山地が有力候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)について、小沢昌記市長は「市は熱望しているし協力は惜しまない」とし、実現に向けて「働き掛けをしていく年にしなければならない。関係者の足並みがそろい始めているのでリードする覚悟を持って進めたい」と新年度の決意を述べた。佐藤郁夫氏(市民クラブ)の質問に答えた。
 2017年度は第2次市総合計画がスタート。中長期的取り組みとして2戦略プロジェクト(人口減対策、ILC)を掲げる。4月から「人口プロジェクト推進室」を設置し、「ILC推進室」を課内室から部内室に格上げし、プロジェクトの着実な推進を図る。
 ILCプロジェクトの具体の取り組みは「市ILCまちづくりビジョン」が基本。施政方針では「ILCをさまざまな施策に取り入れ、国際科学技術イノベーション拠点の実現や、文化・居住・就業・教育・医療などの充実を関係団体と連携し進める」とした。
 小沢市長は答弁で、ILC誘致のPR看板設置といった市民の活動を例に「このような一つ一つの思いを大きな形に変えるようにしなければならない」とし、「ILC推進室を原動力に私がその先頭に立ち頑張っていく」と力を込めた。
 人口プロジェクトについては、昨年3月策定の「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を基に、人口減少の食い止めへ推進室を設置し具体施策を実施していく考えを示した。
 1日は一般質問で再開し、5氏が登壇する。
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