人類史上初ブラックホール撮影に貢献した国立天文台水沢VLBI観測所は、120年の歴史を誇り今もなお世界とつながっている観測拠点。奥州市東部が候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)の話題とともに、岩手県奥州市、金ケ崎町における科学やそれに関連する地域の話題(行政・産業経済・教育・まちづくり・国際交流など)を随時アップしていきます。(記事配信=株式会社胆江日日新聞社)

科学知識と国際感覚養う(水沢高理数科2年生11人 来週渡米)

投稿者 : 
tanko 2017-2-18 13:40
 岩手県立水沢高校(安藤泰彦校長)理数科の2年生11人は20日から8日間、アメリカのカリフォルニア工科大学などで国際的な視野とコミュニケーション能力の向上を目的とした海外研修に臨む。出発を前に生徒たちは17日、奥州市役所本庁に小沢昌記市長を訪ね、充実した研修にすることを誓った。
 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける同校初の海外研修。生徒たちは、それぞれのテーマで課題研究に取り組んでおり、校内でも研究成果を英語で発表するなど国際的な視点を広げている。
 海外研修に挑むのは男子4人、女子7人。理数科の志願者から選抜試験を実施して選ばれた。教員2人が引率する。
 小沢市長の表敬には参加生徒のうち6人が訪問。小沢市長は「気負わず失敗を恐れず見聞を広めて幅広い知識を身に付けてきてほしい。ILC(国際リニアコライダー)についても理解を深めてもらえたら」とエールを送った。
 生徒たちは「ILC誘致の力になれるようたくさん学んできたい」「普段体験できないことを吸収して、先進国の技術を体感したい」などと力強く決意を表明した。
 生徒たちは、20日に水沢江刺駅から仙台空港へと向かい、韓国・仁川空港経由でアメリカへ。カリフォルニア工科大では、生徒たちが取り組んだ課題研究の成果を英語で発表する。
 SLAC国立加速器研究所やスタンフォード大学なども訪問。ILC誘致の一助となれるよう、加速器の意義や建設地のまちづくりなどにも目を向ける。26日にロサンゼルス空港を発ち、27日午後の帰国を予定している。

写真=小沢昌記市長(中央)を表敬訪問し、海外研修への意気込みを伝えた水沢高校理数科の生徒ら
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